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朴大統領、新秘書室長の人選に苦心…旧正月連休後に発表か

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
内閣改造と金淇春(キム・ギチュン)大統領秘書室長を含む青瓦台(チョンワデ、大統領府)組織改編が迫っている。国会は16日午後、李完九(イ・ワング)首相候補に対する任命同意案を可決した。

青瓦台はその間、李候補に対する承認案が処理されれば、人的刷新案を発表する方針だと明らかにしてきた。このため旧正月連休前の17日に人事案が発表される可能性が高い。朴槿恵(パク・クネ)大統領は17日午前10時、青瓦台で李新首相に任命状を授与し、李首相から閣僚に対する推薦を受ける予定だ。

内閣改造の幅は朴大統領がすでに明らかにしたように「小幅」になる可能性が高いが、4人の長官が交代する可能性があるという見方が出ている。空席中の海洋水産部長官には兪奇濬(ユ・ギジュン)セヌリ党議員(56)が有力だ。


統一部長官候補には大統領秘書室長候補でもある権寧世(クォン・ヨンセ)駐中国大使(56)らが挙がっている。当初は交代が予想された徐昇煥(ソ・スンファン)国土交通部長官や申斉潤(シン・ジェユン)金融委員長の去就により、内閣改造の幅は変わるとみられる。

大統領秘書室長の人選は旧正月連休後に遅れる可能性もある。朴大統領が民心を収拾する適任者を探せず、終盤まで苦心しているという声が青瓦台内から聞こえる。「人的刷新にふさわしい新鮮な人物でなければ、旧正月連休後に発表を先送りするのがよい」ということだ。

秘書室長の人選が遅れることに対しては懸念の声が出ている。先月23日、李完九首相候補が指名された後、“近く”発表されるという後任の人選が延期されてきた。セヌリ党の関係者は「毎回、人選のタイミングを逃し、ますます人選が難しくなる」とし「朴大統領が世論も考慮し、秘書室長の人選をすべきだ」と述べた。別の関係者は「李完九首相カードが聴聞会の過程で傷を負い、効果が半減しただけに、これを反転できる『秘書室長カード』を用意しなければいけないと強調した。

秘書室長候補には、ひとまず権寧世大使、韓光玉(ハン・グァンオク)国民大統合委員長(73)、玄敬大(ヒョン・キョンデ)民主平和統一諮問会議首席副議長(76)が今でも挙がっている。権大使は党・青瓦台間の疎通活性化を望むグループから好まれている。韓委員長は金大中(キム・デジュン)政権で秘書室長を務めた経験があり、全羅北道全州(チョンジュ)出身であるため、統合型人事に適した人物と評価されている。玄敬大首席副議長は朴大統領の元老支持会「7人会」のメンバーで、2007年の大統領選挙当時に朴槿恵陣営の顧問を務めた。金秉浩(キム・ビョンホ)言論振興財団理事長(72)、許南植(ホ・ナムシク)元釜山市長(66)、黄教安(ファン・ギョアン)法務部長官(58)ら重量級も依然として候補群に含まれている。

こうした中、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権で最後の首相を務めた韓悳洙(ハン・ドクス)韓国貿易協会長(66)と親朴系の経済通で最近総選挙不出馬を宣言した李漢久(イ・ハング)セヌリ党議員(70)、3選の金鶴松(キム・ハクソン)道路公社社長(63)の名前も挙がっている。与党の関係者は「朴大統領が数人の候補をめぐり苦心だが、この中から特別な長所を備えた候補を選べずにいるようだ」と話した。このため専門性と政務感覚を持つ第3の人物が抜てきされる可能性があるという見方も出ている。

大統領政務特補団の構成は流動的だ。セヌリ党の金泰煥(キム・テファン)、尹相ヒョン(ユン・サンヒョン)議員の名が挙がっているが、政務特補団を構成しないという声も出ている。



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