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カメラ窃盗容疑の日本水泳選手、初公判で無罪主張

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国人記者のカメラを盗んだ容疑で略式起訴された日本水泳選手の冨田尚弥(25)被告の初公判が12日、仁川(インチョン)地裁で開かれた。冨田被告は同日、「誰かがカバンにカメラを入れた」として無罪を主張した。

同日午後、仁川地裁刑事13単独のキム・ヒョジン判事の審理で開かれた初公判で、冨田被告は「カメラを盗んだ事実はない」として5種類の理由を挙げた。冨田被告は「カメラに対する興味も知識もなく、本体とレンズを分離する方法も知らない。日本代表選手としてアジア競技大会に出場し、窃盗のような愚かな行動をする理由がない」と述べ、強く無罪を主張した。冨田被告の弁護人も「カメラを盗んだのではなく、誰かが(冨田選手の)カバンに入れたものだ」と付け加えた。

黒いスーツ姿で出廷した冨田被告は両手を前に組んだ姿勢で裁判に臨んだ。同日、法廷には冨田被告の家族や国内外16社の報道機関取材陣など60人余りが傍聴席を埋めた。日本現地の法律代理人である弁護士3~4人も参観した。


冨田被告は昨年9月25日、仁川文鶴の朴泰桓(パク・テファン)プールで同僚の競技を応援しに行き、韓国報道機関カメラマンのカメラを盗んだ容疑で略式起訴され、罰金100万ウォン(約11万円)を支払って日本に出国した。冨田被告は韓国では容疑を認めていたが、日本に戻った後は無罪を主張して韓国の裁判所に対して正式裁判を申し立てていた。次の裁判は来月2日午後2時20分に仁川地裁322号で開かれる。



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