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文書流出容疑の警衛、「青瓦台の懐柔」暗示の遺書

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

李在万(イ・ジェマン)青瓦台総務秘書官が14日午後、「チョン・ユンフェ動向」文書に関しソウル中央地検で告訴人調査を終え、庁舎から出てきている。李秘書官は「チョン(・ユンフェ)氏と青瓦台秘書官の秘密会合はなかった」と述べた。

青瓦台(チョンワデ、大統領府)文書をメディアなどに流出した容疑で検察の捜査を受けてきたソウル警察庁情報1分室所属のチェ警衛(45)が13日、京畿道利川で死亡しているのが見つかった。警察は14日、剖検の結果、チェ警衛の死因は一酸化炭素中毒による窒息死と推定され、他殺の容疑はないと発表した。

この日午後、遺族はチェ警衛が残した遺書14ページのうち8ページを公開した。遺書でチェ警衛は一緒に検察の捜査を受けたハン警衛(44)に対し、「民政秘書官室からお前にそのような提案が入ってくれば揺れるのは私も同じ」と書いていた。青瓦台からある種の提案を通じて嘘の自白を誘導したことを暗示したのだ。

これに先立ち検察はチェ警衛とハン警衛に対し文書流出容疑で拘束令状を請求したが、裁判所で棄却された。当時、令状実質審査でチェ警衛は「民政首席室派遣警察官がハン警衛に善処の話をしたといった経緯が知られた」と主張したという。これに対し青瓦台は「そのような提案をしたことはない」と明らかにした。


「チョン・ユンフェ動向」文書関連の名誉毀損事件を捜査中のソウル中央地検刑事1部はこの日、李在万(イ・ジェマン)秘書官(48)を告訴人として呼んで調査した。朴槿恵(パク・クネ)大統領の弟・朴志晩(パク・ジマン)EG会長(56)は15日午後、検察に出頭する予定だ。捜査チームは李秘書官を相手に、いわゆる「十常侍」と呼ばれる青瓦台秘書陣がチョン氏と定期的に接触したかどうかを集中的に尋ねた。特に文化体育観光部(文体部)局・課長の更迭など人事介入疑惑についても徹底的に調査した。

劉震竜(ユ・ジンリョン)前文体部長官は最近、メディアのインタビューで、「(人事外圧説の核心である)金鐘(キム・ジョン)文化体育観光部第2次官と李秘書官は一つに結んで考えれば間違いない」と述べた。この日の調査で李秘書官は「チョン氏と青瓦台秘書官らの秘密会合はなく、最近はチョン氏と個人的にも会ったことがない」と否認した。「金次官ともよく知らない関係」と答えた。検察は今週中にチョン・ホソン秘書官、アン・ボングン秘書官も順に呼び、疑惑全般を調査することにした。また検察は朴志晩会長を参考人として調査すると明らかにした。

捜査チームは朴会長を相手に、夫人ソ・ヒャンヒ弁護士の動向など公職紀綱秘書官室の文書100ページ余りを入手した経緯と、青瓦台が文書作成・流出の背後人物と見なす“趙応天(チョ・ウンチョン)7人会”と関係があるかどうかなどを調査することにした。チョン・ユンフェ氏と葛藤が生じている「尾行説」も確認する計画だ。チョン氏は10日、検察の調査を受け、朴会長との対質尋問を要求した。



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