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青瓦台文書流出疑惑の警察官が自殺

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
青瓦台(チョンワデ、大統領府)文書流出容疑を受けていたソウル警察庁情報1分室のチェ警衛が13日、自ら命を絶った。警察によると、チェ警衛はこの日午後2時30分ごろ京畿道利川市(キョンギド・イチョンシ)の実家近くの道路に止めた自身の車の中で死亡しているのが発見された。車の中には練炭があり、手首には自傷痕があった。またA4用紙14枚分の自筆の遺書が発見された。「犯人扱いされてくやしい。事実関係の確認もなく報道した某報道機関が恨めしい」という内容が書かれていたという。

チェ警衛はチョン・ユンフェ氏の国政介入疑惑文書などを作成したパク・クァンチョン警正(前青瓦台行政官)が2月に青瓦台から持ち出し情報1分室に保管してきた文書をコピーし、世界日報などに流出させた容疑(公務上秘密漏洩)で10日の拘束令状が請求されていた。しかし12日に証拠不充分で請求が棄却されると、この日午前9時ごろに家を出て行き帰ってこなかったと家族は話している。チェ警衛は自殺を決心する前日夜、実兄に「裁判所が拘束令状を棄却した理由を考えてみろ」と電話し無念さを訴えたという。実兄は13日「弟の容疑はすべて偽りだと聞いた。無念の死を解いて今回の事件が終えられれば良い」とメディアとのインタビューで話した。

与党関係者によると、死亡したチェ警衛は検察の調査で容疑を強く否認した。同関係者は、「容疑を認めれば不拘束捜査の可能性もあったが頑強に拒否したという」と伝えた。ともに捜査を受けた情報1分室分のハン警衛は文書をコピーした水準だったがチェ警衛は文書100件余りを持ち出して報道機関などに流出させた容疑のため、有罪判決時には処罰の強度が高くなる可能性が大きかったという。


一方、チョン氏の国政介入疑惑を扱った問題の文書を世界日報に流出した人物はチェ警衛ではないと青瓦台核心関係者が13日までに確認した。同関係者は中央日報との通話で、「文書は2月にチェ警衛らが流出した文書には含まれていなかったもの。その文書を見たのはパク警正、趙応天(チョ・ウンチョン)前公職紀綱秘書官、洪景植(ホン・ギョンシク)前民情首席秘書官、金淇春(キム・ギチュン)秘書室長の4人だけであり、流出者はこのうちの1人」と話した。事実上、パク警正、趙前秘書官のどちらかが流出者とみているものだ。

ソウル中央地検のユ・サンボム3次長は、「非常に残念で遺憾。故人の冥福を祈る。捜査過程でいかなる強圧行為や違法行為はなかったことを明らかにする」と話した。



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