韓進(ハンジン)グループの趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長(65)は9日、緊急役員会議を開いて長女である趙副社長の職務辞退を決めた。趙副社長は会議で「不本意に社会的物議をかもし、顧客や国民の皆さんに申し訳なく思う。私によって傷ついた方がいるならば寛容な許しを請う」と明らかにした。趙副社長は「今回の事態に対して責任を取り、大韓航空のすべての職務から退く」と話した。趙副社長は大韓航空の機内サービス・ホテル事業部門の総括副社長(CSO)を担当してきた。しかし、大韓航空副社長職位とKALホテルネットワーク・ワンサンレジャー・韓進観光代表理事など他の系列会社の職位はそのまま維持する。
フランスで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)会議に参加していた趙会長は、同日帰国するなり仁川(インチョン)空港で役員会議を主宰し、趙副社長の職務辞退を決めた。趙会長は「(趙副社長は)業務中だったが、顧客にご迷惑をお掛けしたことについて深くお詫びする」と話した。