舞踊家の崔承喜が「韓成俊流僧舞」を現代化した振り付けで踊っている。(写真提供=ヨンナクジェ)
韓国芸術総合学校のソン・キスク教授は19日、日本近代舞踊の先駆者である石井漠氏の孫が運営する創作舞踊研究所からこの写真を入手したとし公開した。
ソン教授は近代伝統舞楽の巨匠である韓成俊(ハン・ソンジュン、1874~1941)の人生と芸術世界を扱った映像ドキュメンタリーを製作する過程で、崔承喜の師匠である石井漠氏の孫にあたる石井登氏からさまざまな証言と資料を収録した。
写真の中で崔承喜は、独特の頭巾をかぶり右腕をまっすぐに伸ばしたまま右足を少し上げ、形式美が引き立つ僧舞を踊っている。
崔承喜は1930年代中盤、石井漠氏の勧誘で韓成俊が東京にくるたびに伝統踊りを学んだと伝えられている。
ソン教授は「韓成俊から学んだ伝統を現代化した点が明確に表れている写真」と説明した。
既に発見された崔承喜の僧舞写真とは違い、韓成俊流の舞踊形式がはっきりと表れている写真ということで、資料としても価値があるという評価だ。
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