「案内表示板は多いが、広告の看板があふれていて地下鉄の出口方向を探そうと思ったら専門家の私でも混乱する。普段から迷路のようで複雑だが、もし火災やテロが発生したらどうするのかと想像しただけでもぞっとする」。
14日、中央日報取材チームと共にソウル駅・市庁駅を見て回ったチェ・ソンホ漢陽(ハンヤン)サイバー大学教授は、安全を十分に考慮していなかったソウルの地下鉄のデザイン問題を細かく指摘した。彼は地下鉄設計・監理に参加した経験がある空間デザインの専門家だ。表面的には華やかで快適に見えるかも知れないが、専門家のチェ教授の目で地下鉄の安全問題点がたっぷりと指摘された。
取材チームは火災発生を仮定して、目隠しをしたままソウル駅と市庁駅で非常脱出を試みることにした。火事が起こって地下に真っ黒な煙が充満した場合、1メートル前もうまく識別できない。慌てた市民は壁をつたったり底の表示板を見たりしながら移動することになる。市庁駅1号線の乗り場のまん中で灰色の壁をつたいながら移動を試みた。体を若干曲げたまま高さ1メートルの壁面に手をつけながら前方に出て行った。待避路を確保するためにはプラットホーム内部の施設設置を最小化しなければならない。だが約5メートルも行くとごみ箱や飲料水の自販機が前を遮った。地下鉄運営会社が設置した空気質測定機も道を遮った。さらに10メートル進むと今度は売店が前を邪魔した。
売店は、昨年実施した市庁駅リフォーム設計ではなくす案を議論していたが、ひそかに再び入った。チェ教授は「嘆願のためになくせないのなら待避路にかからないように配置すべきだ」と指摘した。
チェ教授はこうした問題点を指摘するガイドラインは数回発表されたが、強制規定がなくて守られないままだと指摘した。実際に地下鉄の駅デザインのガイドラインは1983年から6回も作られた。だが、ほとんどが強制力のない勧告事項だ。2008年「地下鉄停留所環境デザインガイドライン」には、避難時の視野確保のために消火器保管庫など安全設備の周辺には広告・自販機などが設置できないようになっている。
プラットホームに設置された自動販売機に派手な色を使ったり、簡易売店が高さ150センチで商品を陳列したりする行為も禁止したが、守られていない。
自販機もSOSボックスも赤色…地下鉄火災時に混乱=韓国(2)
14日、中央日報取材チームと共にソウル駅・市庁駅を見て回ったチェ・ソンホ漢陽(ハンヤン)サイバー大学教授は、安全を十分に考慮していなかったソウルの地下鉄のデザイン問題を細かく指摘した。彼は地下鉄設計・監理に参加した経験がある空間デザインの専門家だ。表面的には華やかで快適に見えるかも知れないが、専門家のチェ教授の目で地下鉄の安全問題点がたっぷりと指摘された。
取材チームは火災発生を仮定して、目隠しをしたままソウル駅と市庁駅で非常脱出を試みることにした。火事が起こって地下に真っ黒な煙が充満した場合、1メートル前もうまく識別できない。慌てた市民は壁をつたったり底の表示板を見たりしながら移動することになる。市庁駅1号線の乗り場のまん中で灰色の壁をつたいながら移動を試みた。体を若干曲げたまま高さ1メートルの壁面に手をつけながら前方に出て行った。待避路を確保するためにはプラットホーム内部の施設設置を最小化しなければならない。だが約5メートルも行くとごみ箱や飲料水の自販機が前を遮った。地下鉄運営会社が設置した空気質測定機も道を遮った。さらに10メートル進むと今度は売店が前を邪魔した。
売店は、昨年実施した市庁駅リフォーム設計ではなくす案を議論していたが、ひそかに再び入った。チェ教授は「嘆願のためになくせないのなら待避路にかからないように配置すべきだ」と指摘した。
チェ教授はこうした問題点を指摘するガイドラインは数回発表されたが、強制規定がなくて守られないままだと指摘した。実際に地下鉄の駅デザインのガイドラインは1983年から6回も作られた。だが、ほとんどが強制力のない勧告事項だ。2008年「地下鉄停留所環境デザインガイドライン」には、避難時の視野確保のために消火器保管庫など安全設備の周辺には広告・自販機などが設置できないようになっている。
プラットホームに設置された自動販売機に派手な色を使ったり、簡易売店が高さ150センチで商品を陳列したりする行為も禁止したが、守られていない。
自販機もSOSボックスも赤色…地下鉄火災時に混乱=韓国(2)
この記事を読んで…