鈴木鎮一氏
学校の記録はしかし、彼の主張とは異なる。鈴木氏がベルリン音楽学校を受験したのは23年だった。クリングラー氏に師事したと主張した年から2年後というわけだ。鈴木氏はオーディションの時「クリングラー氏から学びたい」との意向を明らかにしたが、結局入学は拒否されたとされている。当時のオーディション評価団にはクリングラー氏も含まれていた。このようなオーディション資料をインターネットに公開した米国人バイオリン奏者で音楽教師のマーク・オコーナー氏は「私たちが知る限り、鈴木氏はちゃんとしたバイオリン教師から学んだことはない」とし「基本的に18歳の時から独学したもので、いかなるオーケストラに属したことも、職業的な演奏活動を行ったこともない」と話した。
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