韓国の貿易収支が３２カ月連続で黒字を記録した中で、先月１日の平均輸出額は２２億７０００ドルと歴代２番目の記録を立てた。１日、産業通商資源部が分析した先月の輸出入動向によれば輸出は昨年同月よりも５．８％増加した４７７億ドル、輸入は８．０％増加した４４３億ドルだった。貿易収支は３４億ドルの黒字を記録して３２カ月連続で黒字街道をひた走った。

８月にマイナスを記録した輸出が操業日数の増加（１日）と主要品目の輸出好調で１カ月ぶりに増加に転じた。先月１日の平均輸出額も２２億７０００万ドルで歴代２番目に高い記録を達成した。歴代最高値は今年６月の２２億８０００万ドルだった。

鉄鋼と一般機械の輸出が成長の勢いを継続し、その間に減少傾向を見せていた液晶装置やコンピューターが先月には増加に転じた。通信機器は米国アップルのｉＰｈｏｎｅ６の発売で輸出が減少（マイナス３．９％）し、自動車の場合は業界ストライキによる支障の中でも輸出は６．９％増加した。地域別では対米国輸出の好調傾向が持続し、対中国輸出が石油化学・半導体などの輸出好調で５カ月ぶりに増加（６．５％）した。輸入の場合は原材料・資本財・消費財の全てで増加傾向を見せた。産業通商資源部のキム・ナムギュ輸出入課長は「現在の輸出入傾向が続く場合、今年は史上最大の貿易規模と輸出額を無難に達成するだろう」見通した。