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日帝時代に国債報償運動で集めた資金奪われる

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

国債報償運動で集めた資金まで日本に持っていったことを示す領収書。

チョ・ウォンギョン牧師(57、慶?北道慶山市河陽邑)

1900年代初めに行われた国債報償運動で集めた資金の一部を日本の警察が持って行ったことを示す文書資料が発見された。日本の妨害で運動が中断された後、募金された資金の一部を日本が持っていったという推測はあったが、文書で証明されたのは初めてだ。

日帝強占期の史料を収集してきたチョ・ウォンギョン牧師(57、慶尚北道慶山市河陽邑)は14日、「1911年に日本人の大邱(テグ)警察署長が国債報償運動の資金を持っていった時に書いた領収書を見つけた」と明らかにした。領収書は以前から収集してきた資料を整理中に出てきた。横33.5センチ、縦24.3センチの領収書には「7279円94銭分の国債報償醵金提出分を受け取る」という内容が漢字で書かれている。当時、藁屋1軒が50ウォンだった大邱の物価だと140軒を購入できる金額だ。

日付は「明治44年5月26日」、受取人は「大邱警察署長警部の安藤正次郎」となっている。 「警部」は今の警視に相当する階級だ。誰から受け取ったかは記録されていない。チョ牧師は「おそらく国債報償運動を率いていた大邱本部から受け取ったのだろう」と述べた。


国債報償運動を研究してきたキム・ヨンホ元慶北大教授(73)は「資金の一部が日本統監府に流れたという推測を事実として証明できる重要な資料」と評価した。

1907年に始まった国債報償運動は、14万3542ウォンが集まった後、日本の妨害で中断した。集まった資金のほとんどは後に学校を建てるために使われたが、全体の資金が具体的にどこに使われたかについては知られていなかった。

日本の警察が強制的に資金を奪うのではなく領収書を書いたことに関し、キム教授は「運動自体が違法ではないので、領収書を書くしかなかったのだろう」と解釈した。チョ牧師は「日本政府を対象に資金返還請求訴訟を起こすことを検討する」と述べた。

◆国債報償運動=1900年代初頭、日本は朝鮮への借款を続けた。財政から日本に隷属させようという意図だった。 1907年には借りた金額が1300万ウォンに達した。すると大邱でソ・サンドン、ギム・グァンジェらが国債報償運動を始めた。これは全国民が参加する運動に発展した。



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