昨年の韓国の経常収支の黒字規模が世界5位に上がったことが分かった。史上最高記録だ。韓国銀行が17日に国際通貨基金(IMF)の資料を根拠に188カ国の数値を比較分析した結果だ。これによれば韓国は昨年798億8000万ドル(約82兆ウォン)に達する経常収支の黒字を出した。1位ドイツ(2735億4000万ドル)、2位中国(1887億ドル)、3位サウジアラビア(1298億ドル)、4位オランダ(831億5000万ドル)に続き5番目に多い。2012年の世界12位から7ランクも上がった。製造強国のスイス(7位・625億2000万ドル)も上回った。これまでは10位圏内に一度も入ることができなかった。
経常収支は貿易・サービス・所得部門で出した黒字と赤字から算出する。一つの国が稼いだ「実収」なので、経済の基礎体力を問い詰める際に重要視する。中国は人口大国に「世界の工場」として君臨しており、サウジは豊富な油田資源のために大規模な黒字が当然だという点を勘案すれば、韓国がドイツ・オランダのような製造・貿易国と肩を並べたことに意味がある。だが過度に多い経常黒字は通貨価値を引き上げて経済運用に負担となる恐れもある。最近の黒字傾向が、収入の減る中で生まれた「不況型黒字」の様相を帯びているという憂慮も出てくる。
経常収支は貿易・サービス・所得部門で出した黒字と赤字から算出する。一つの国が稼いだ「実収」なので、経済の基礎体力を問い詰める際に重要視する。中国は人口大国に「世界の工場」として君臨しており、サウジは豊富な油田資源のために大規模な黒字が当然だという点を勘案すれば、韓国がドイツ・オランダのような製造・貿易国と肩を並べたことに意味がある。だが過度に多い経常黒字は通貨価値を引き上げて経済運用に負担となる恐れもある。最近の黒字傾向が、収入の減る中で生まれた「不況型黒字」の様相を帯びているという憂慮も出てくる。
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