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<韓国旅客船沈没>兪炳彦の逃亡助けた30代女性逮捕…密航の可能性調査(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓国警察庁は26日、兪炳彦会長(上)と長男のテギュン氏の検挙に役立てようと変装写真を作成して関連部署に配布した。一番左が従来の姿。(写真提供=警察庁)

1400億ウォン(約140億円)台の横領・背任・脱税容疑で拘束令状が出た、元セモグループ会長の兪炳彦(ユ・ビョンオン)清海鎮(チョンヘジン)海運会長(73)の逃亡が長引く中で、検察とキリスト教福音浸礼会(別名・救援派)の間の攻防戦が激化している。仁川(インチョン)地検特別捜査チームは26日、兪会長の逃亡を助けた30代初めの女性シン氏を前日夜に逮捕して調査中だと明らかにした。シン氏は、兪会長が最近までいたと伝えられた全羅南道順天(チョンラナムド・スンチョン)の松峙峠(ソンチジェ)サービスエリア近隣の住宅で見つかったという。シン氏は兪会長の物などを持っていたという。検察はシン氏が救援派の信徒なのか確認中だ。兪会長とシン氏の関係については「私生活などを考慮して明らかにするのは難しい」と説明した。

検察は前日、兪会長の逃亡を助けた容疑で救援派の信徒4人を逮捕し、警察は長男のテギュン氏(44)の逃亡を助けた容疑で、テギュン氏の自宅管理人を逮捕して拘束令状を申請した。これに伴い、兪会長父子の逃亡に関して逮捕されたのは計6人に増えた。検察は彼らについて全て拘束令状を請求する方針だ。

こうした中、救援派側は26日、記者たちに文字メッセージを送って「本日明け方2時に兪会長が錦繍院(クムスウォン)に戻ってきたという情報提供がある。午後2時に記者会見を行う」と明らかにした。しかし記者会見では「錦繍院に兪会長はいない。10万人の聖徒が兪炳彦を隠して全員捕まっても、その方を絶対に出すことはできない」と立場を覆した。救援派側はまた声明書で兪会長に対する懸賞金が5億ウォンへと10倍上がったことを遠回しに言って「セウォル号がなぜ沈没したのか明確な原因を明らかにする人に5億ウォンを与える」と対抗した。

<韓国旅客船沈没>兪炳彦の逃亡助けた30代女性逮捕…密航の可能性調査(2)

【特集】韓国旅客船「セウォル」沈没事故

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