兪炳彦（ユ・ビョンオン）清海鎮（チョンヘジン）海運会長（７３、元セモグループ会長）の長女、ソムナ容疑者（４８）が仏パリで逮捕された。検察の捜査を避けて逃避中の兪会長と子ども３人（デギュン、ヒョクギ、ソムナ）のうち初めてとなる。

法務部は２７日、「フランスと司法協調をした結果、フランス警察が韓国時間（日本時間）で２７日午後１時１０分（現地時間午前６時１０分）、国際手配中の兪ソムナ容疑者をパリで検挙した」とし「現地犯罪人引き渡し裁判を経て、できるだけ早く身柄が引き渡されるだろう」と明らかにした。しかし通常、引き渡し裁判には６カ月ほどかかるという。

モレアルデザイン代表のソムナ容疑者はタパンダ社からコンサルティング費の名目で資金を受けるなど８０億ウォン（約８億円）相当の横領・背任容疑を受けている。


また検察は兪会長の逃避を総括企画した容疑で、イ・ジェオク・ヘマトセントリックライフ財団理事長（４９）を２６日に逮捕した。