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【噴水台】朴大統領の談話文を読解

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
19日、朴槿恵(パク・クネ)大統領が旅客船「セウォル号」沈没事故に関し、国民向けの談話を発表した。セウォル号の事故後、大統領が国民の前で初めて考えを明らかにする席であり、全国の耳目が集中した。

私としても大げさに反応した方だ。談話文に下線を引きながら読み、インターネットで映像を10回以上見た。野党の指摘のように「大統領の口ばかり見つめる」立場だからではない。物を書いて生きる身分で、これほどの教材はないからだ。文学評論のテキスト批評のように談話文を段落に分けて単語を一つ一つ数えた。

談話文は符号を含めて7059字だった。大統領はこの7059字を24分40秒で読み上げた。段落は大きく7つに分けられる。大統領は「最終責任は大統領の自分にある」という謝罪で始めた。そしてすぐに対策を発表した。口を開いて2分20秒後に、すなわち549字目に海洋警察の解体を宣言した部分で、談話文の性格が表れた。談話文は謝罪より収拾策の発表が優先だった。


続いて大統領は「国民の安全に対して最終責任を負う安全行政部」と「海洋警察を指揮監督する海洋水産部」の責任を問うた。最終責任の当事者を大統領、安全行政部と別に記述した2つの文章と、海洋水産部の過失を海洋警察監督問題に限定した一節が引っかかった。

3つ目と4つ目の段落のキーワードが官僚マフィアなら、5つ目の段落のキーワードは清海鎮(チョンヘジン)海運だった。それぞれの過失を一つ一つ取り上げた文章だけを見ると、真相究明が終わったような印象だ。大統領は国家安全処について3分45秒にわたり説明した後、「義死者」10人を呼称しながら涙を流した。文の最初と最後で謝罪と慰めを伝える、いわゆる首尾相関構造だった。

テキストだけを見ると、談話文は事故対策発表文だった。文頭と文末の6分20秒(字数1681字)を除いた18分20秒(5378字)が政府の対策に集中した。憤怒・悲哀・煩悶などの感性的な語彙より、慣行・癒着・剔抉などの官僚用語が目立った。謝罪と慰労はむしろテキストの外側、すなわち大統領の涙にあった。26回登場した「国民」と15回使用した「私たちの」の間には微妙な亀裂も読み取られた。

「犠牲」はあった。しかし「行方不明」はなかった。大統領がテレビに出てきたその時間、海にはまだ帰っていない18人がいた。行方不明者の家族の反発を予想できなかったとすれば談話文は行き届いていない文であり、反発を予想したとすれば無礼な文だった。談話は成功したかもしれないが、談話文ではなかった。

ソン・ミンホ文化スポーツ部門記者



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