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日本人建築家が作った慶州の韓屋(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

日本人建築家の富井正憲漢陽大客員教授が慶州市南山洞に建築した韓屋。国立慶州博物館で解説のボランティアをする日本人アラキ・ジュンさん(韓国学中央研究院博士課程)と韓国人の夫人キム・ジヨンさんの夫婦の生業のための店であり生活空間。母屋が53平方メートル(16坪)、別棟が16.5平方メートル(5坪)規模。

慶尚北道慶州市南側の南山は景観も美しいが、新羅千年の遺跡が多いところとしても有名だ。その南山が屏風のように囲んでいる南山洞の村に最近、店と住居を兼ねた韓屋が姿を現した。53平方メートル(約16坪)規模で、一見、普通の韓屋に見える。しかし中に入れば違う。天井を横切る大梁がない。梁がない韓屋だ。「必ず一度実現させたい実験だった」と話す人がいる。日本出身の建築家、富井正憲・漢陽大建築学部客員教授だ。

富井教授は「韓屋を現代的に解釈してみたかった。実験の核心は石窟庵(ソックラム)石室からインスピレーションを受けた屋根の構造にある」と説明した。富井教授の話を聞いた。

--韓屋を設計することになったきっかけは。


「日本人の知人が慶州に住んでいたが、マンションを出て、小さな家を作りたいと話した。建築主が博士課程の学生だったので予算は十分でなかった。工事費は1億ウォン(約1000万円)程度しか使えない状況だった。韓屋の設計を考えているので私にしてほしいということだった」

--梁なく韓屋を建てたが。

「天井を横切る梁がなければ内部が視覚的により広く見えると考えた。重い屋根にもかかわらず、家の上・下部構造が均衡するところから生じる緊張感を最大化したかった」

漢陽大建築学部のソ・ヒョン教授は「今まで多くの建築家は韓屋の平面を変化させるのに集中し、屋根の施工は大工の領域と考えてきた」とし「今回の韓屋は伝統方式を再現する従来の方式から抜け出した」と話した。



日本人建築家が作った慶州の韓屋(2)

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