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アップル・サムスン陪審員団「消費者だけが敗者」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
“アップル対サムスン電子”の2度目の特許侵害訴訟を担当した米裁判所の陪審員団が「今回の裁判で明白な勝者はいないが、消費者は敗者になった」とし双方の和解を勧告した。

陪審員団代表は5日の1審評決直後にカリフォルニア北部地裁で記者らと会い、「アップルとサムスンが法廷攻防まで行かずに特許問題を解決したならば良かったこと。エンジニアが弁護士と答弁書を準備するなど非常に多くの時間を奪われ、結局これは消費者に転嫁されるほかないためだ」と話した。

損害賠償請求金額だけ22億ドルで“世紀の裁判”と呼ばれたアップルとサムスンの2度目の特許訴訟1審はこの日、「双方一部勝訴」の評決で確定した。陪審員団がサムスンだけでなくアップルもスライドロック解除など相手方の特許2件を侵害したと決定したためだ。今回の評決でサムスン電子がアップルに賠償しなければならない金額は1億1962万ドルだ。ただし2012年にサムスンがアップルに10億5000万ドルを賠償するよう評決した1度目の特許訴訟と比較すると、今回の賠償額は10分の1水準に減った。


また、陪審員団はアップルにも故意性はなかったがサムスンが保有する特許2件を侵害したとし15万8400ドルを賠償するよう決めた。陪審員団はこの日、アップルはサムスンではなくグーグルと戦わなければならないとの考えを明らかにした。陪審員団代表は「アップルがアンドロイドOSに問題があると考えるなら、サムスン電子のようなメーカーではなくアンドロイドを開発したグーグルと直接戦わなければならない」と話した。

また、訴訟当事者であるアップルとサムスンは弁護団に数百億ウォンの訴訟費用を支払わなければならないとみられる。

アップルは昨年12月に米国の裁判所で行われた1度目の特許訴訟費用だけで6000万ドルを使い、このうち弁護士に1570万ドルを支払ったと明らかにした。





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