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<韓国旅客船沈没>死亡者が120人超…6本足の「カニロボット」捜索投入

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

セウォル号捜索・救助作業にカニの形をした海底探査用ロボット「クラブスター(Crabster CR200)」が投入された。昨年、韓国海洋科学技術院(KIOS)が開発したクラブスターは、まだ試作品の段階だが、状況が急を要するため緊急投入が決定された。クラブスターは6本足と30個の関節でできていて、水の流れが速くでも海中を安定して歩くことができる。2本のロボットアームと10個のカメラが装着されている。22日、珍島の彭木(ペンモク)港にクラブスターが降ろされている。

民・官・軍の合同救助チームは22日、多数の不明者が閉じ込められていると推定されるセウォル号の3・4階の捜索に集中した。救助・捜索作業を始めて以来最大のダイバー755人を動員した。海洋警察(90隻)、海軍(35隻)などの艦艇や民間漁船239隻、航空機37機も動員された。各種施設が集中している3・4階客室でこの日午前から午後11時30分まで34人の遺体を引き揚げた。死亡者は121人に増えた。不明者は181人だ。

だが事故当時、朝食のために乗客が多く集まっていたと見られる3階食堂に入ることができなかった。救助作業には英国・オランダなど各国の救助専門家も合流した。英国王立海軍の海上救助専門家2人は韓国政府の要請により英国政府が派遣した。フィリップ・ドーン英国国防部副長官は「事故犠牲者の家族に早く便りを伝え、救助作業中の人々の力になることを望む」と話した。

6本足でカニのように海底を歩行し周辺を探査する無人ロボット「クラブスター」も投入された。船体の内・外部で生存者や遺体を捜索する用途で使われる。韓国海洋科学技術院などが200億ウォンをかけて開発したもので、水深200メートルまで行くことができる。救助チームはガイドライン5、6本を追加設置する案を検討中だ。水の流れが比較的弱い24日まで一日24時間体制で救助・捜索活動を行う予定だ。

【特集】韓国旅客船「セウォル」沈没事故

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