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【社説】国民は眼中にないマイウェイの韓国政界

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版
最近韓国政界の一方通行式の疾走は危険水位を超えている。国民の目をまったく気にしない彼らだけの泥沼の争いはますます度を増していく姿だ。この1週間に政界を行き来した攻防は、なぜ政治家が国民から徹底的に避けられているのか象徴的に見せるのに十分だった。

4日には新政治民主連合の安哲秀(アン・チョルス)共同代表が予告もなく青瓦台(チョンワデ、大統領府)をいきなり訪ねて行った。地方選挙無公認をめぐり与野党が連日乱打戦を行う渦中でだ。与党セヌリ党は「政治ショー」と非難したが、野党はさらに一段引き上げ「地方選挙ボイコット」という極端な主張まではばからずにいる。与党も変わるところはない。青瓦台不通議論に与野党の強固な対峙が重なり政界全体はもつれるだけもつれた局面だ。

安代表の青瓦台サプライズ訪問は今日の韓国政治の断絶現象を赤裸々に示したと指摘される。国民が選んだ大統領と最大野党の代表が各自“マイウェイ”ばかり叫んでいるのにどこのだれが拍手することができようか。さらにこの日の訪問は朴槿恵(パク・クネ)大統領が不在の中で行われたという点から、その純粋性まで疑いを受けている。党内強硬派を意識した“アピール式”の行動という批判が提起される理由だ。


野党の一部で地方選挙ボイコットの主張まで出るのも政党の存在理由を自ら否定する結果を招くだけだ。たとえ与党圧迫のための戦術的行動といっても、代議民主主義体制で国民の最も大切な権利のひとつである選挙自体を否定するのはいかなる理由ででも国民の支持を受け難い。

与党も同じだ。先月31日にソウル市長候補が一斉に政策発表会を開き、“クリーン遊説”を展開するかと思ったら、すぐ翌日には相互誹謗を再開した。よほどでなければ徐清源(ソ・チョンウォン)元代表が2日の最高重鎮連席会議中に候補らの面前で「だれのためのネガティブなのか。国民の1人として顔が赤くなる」とまで言うだろうか。

だが、同日崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)院内代表は最大野党代表が国会本会議場で院内交渉団体代表演説をする途中「お前こそしっかりやれ!」と大声で叫び再び騒動を呼んだ。2日後に崔院内代表が謝ったが、自省のない与党の姿に国民は眉をひそめるばかりだ。

6月4日の統一地方選挙まで60日も残っていない。政治家は権力獲得が第1の存在理由だがそれに先立ち必ず肝に銘じなければならない基本命題がある。政治は政治家のものでなく国民のものという平凡な真理だ。選挙の時だけしばし国民を叫び普段は彼らだけのリーグに安住する政治家の姿に国民の憤怒と疲労感は音もなく積み上げられている。国民の心を読めず党利党略ばかりを考える政治家は結局有権者の冷厳な審判を受けることになると肝に銘じなければならない時だ。(中央SUNDAY第369号)



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