東大門デザインプラザ(DDP)後方に「ロッテ・ピットイン」「グッドモーニングシティ」などの衣類ショッピングモールが見える。DDP周辺には衣類の卸・小売り店3万1000軒余りが密集している。
同日午後4時、DDP前にあるショッピングモール「グッドモーニングシティ」。小売りが主流のこのショッピングモールはあちこちに広い空間が目に付いた。時々客が入って来るが商品を購入する客はほとんどいなかった。ある店主は、「ラモドなど倒産したモールが集まるこの辺りを“魔の三角地帯”と呼ぶ。それでも向かいにある所はロッテが買収し商売が少しずつ良くなっている方だが、こっちは厳しい状況だ」と話した。
韓国最大の衣類商圏である東大門市場がDDPオープンを迎え再跳躍を準備している。DDP周辺58万5700平方メートルを占める東大門市場は衣類店の数が3万1000軒に達する巨大商圏だ。韓国最大の卸売り市場であり小売り市場として成長してきた。だが、最近はZARAやユニクロなど海外のSPAブランドが上陸し、中国や東南アジア製品の品質が向上しており危機を迎えている。東大門再跳躍の核心キーワードは「中国人」だ。DDPを中心に“ファッション韓流”を作り東大門ファッションのブランド価値を高め、中国人バイヤーを集めるのがソウル市の計画だ。中国人はすでに東大門で最大のお得意様になっている。2000年代後半から増え始めた中国人バイヤーは現在東大門市場の売り上げの40%以上を占めている。中国・広州で衣類店を運営するというある中国人は「1カ月に2~3回ずつ東大門に来て2000万~3000万ウォン分を買っていく」と話し、5万元分の服を注文した。
ユニクロなどSPAの攻勢で危機の東大門、ファッション韓流復活できるか(2)
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