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円安に乗り中低価格の日本製品が韓国に押し寄せる(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「華麗なデザインの高級モーターサイクルを期待していた方たち、いぶかしいでしょう?今回の製品は町内で毎日見ていた種類のモーターサイクルです。しかし、この製品がホンダ・コリアの新しい成長動力です」

15日、ホンダの商業用モーターサイクル「スーパーカブ」発表会場。ホンダ・コリアのチョン・ウヨン社長は世界で7600万台以上が売れた代表商品を「町内のオートバイ」に例えた。「高級オートバイ」のホンダが中華料理店、クリーニング屋、クイックサービス用バイク市場に飛び込んだ瞬間だった。ホンダはスーパーカブを同級国産製品と同水準の2000万ウォン序盤で販売する計画だ。チョン社長は「小商工人のパートナーになる」とし、「売り場も現在(32カ所)の2倍に増やす」と話した。

円安を背にした日本企業が販売戦略を「高級日本製」から市場拡大を狙った「普及型日本製」に広げている。上流層市場に加え中産層市場である「ボリュームゾーン」にパイを育てるという意味だ。ボリュームゾーンは新興市場で急増している中産層を示すもので、中低価格製品の大量販売を追求するという意味だ。LG経済研究院のイ・ジピョン首席研究委員は、「円安で収益性が良くなって生まれた価格とマーケティングの余力を活用し市場基盤を広げるための戦略」と分析した。ホンダ・コリアのチョン社長も、大林(テリム)など韓国企業との競争に対し、「競争よりもパイを育てる」と話した。現在2万4000台規模の同級モーターサイクル市場で年間5000台をさらに販売するという戦略だ。


トヨタもボリュームゾーン攻略に積極的だ。トヨタは13日にクロスオーバー車両の「RAV4」のニューモデルを出し、「“良品廉価”を適用して価格を策定した。輸入SUVを超え韓国産SUVと競争するだろう」と明らかにした。RUV4の2輪駆動モデル価格は3240万ウォンで、韓国産SUVに対抗できるという自信だ。

トヨタは今月初め、「カムリ」「カムリハイブリッド」「プリウス」など主力モデルを1カ月間300万ウォン割引して販売するという発表もした。「ソナタ」に乗る韓国の中産層を攻略するためのこの戦略はうまくいっている。トヨタの江南(カンナム)展示場チーム長のオム・シヨン氏は、「10日まで前月比で車両出庫は2倍に増え、契約は3倍、展示場を訪れるお客は4倍に増加した。先週末にはお客がとても多く訪れ昼食も夕食も定時に食べられなかった」と話した。

百貨店のような高級流通チャンネルだけに固執することもない。キヤノン・コリアは先月19日、世界最小・最軽量の一眼レフカメラ「EOS100D」を発売すると同時にホームショッピングに出品した。1100台がすべて売れた。メモリーカード、カバン、三脚、リーダー機など各種謝恩品を含め87万8000ウォンで売った。同級カメラは90万ウォン台後半~100万ウォン台だ。業界では「新たな需要を創出するための典型的な普及型製品販促」と評価した。



円安に乗り中低価格の日本製品が韓国に押し寄せる(2)

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