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【コラム】韓国の政治対立?そんなに悪い水準ではない(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国政治の分裂についてこのように話す人々がいる。反目する2つの政派が互いの理解はおろか、互いの存在さえ耐えられない唯一の国が韓国だというものだ。不幸にも旅行を多くするほど、極端で非理性的な分裂がとてもありふれたものだということを知るようになる。韓国内の対立は不幸なことだが、「相対的」にはそんなに悪い水準ではない。

最近、私はタイを訪れた。美しい国だ。世界で旅行するのが一番楽な国だ。今すぐ行ってみても政治状況がどうなのか全く意識できないだろう。政治の混乱が新聞1面のトップ記事を毎日飾っているが。デモが頻繁なバンコクの交差点でさえも、ゆったりと楽しめるパーティーのような雰囲気だ。だが人々と話してみると、分裂と憎しみの水準が恐ろしく感じるほどだということを知るようになる。

分裂の根本原因は地理的な差だ。バンコクと東北部の地域が互いに争っている。タイの歴史は事実上バンコクが隣の王国を征服して膨張していったものだ。少数民族の問題がある。東北部のIsaan地域の人々は疎外感を抱きながら生きてきた。元タイ首相(2001~2006)のタクシン・チナワット氏の登場までは。タクシン氏は東北部の潜在票の集中の可能性を現実に噴出させることに成功した「政治プランナー」であった。医療保険の拡大のように立派な政策を通してだった。彼は勝利を踏み台にして、大変な規模の腐敗を思う存分に楽しんだ。


反政府デモを支持する人々には、東北部出身者は「大部分が無知だ」という偏見がある。デモ参加者が選挙結果に承服しない根拠の中の1つはこれだ。タクシン氏と妹のインラック現首相を支持する東北部の人々は、まともに教育を受けられなかったために投票する資格がない。新聞記者である私の友人は取材中に「大学の卒業証書がある人だけが投票できるようにすべきだ」という相当数のデモ参加者の話を聞いた。



【コラム】韓国の政治対立?そんなに悪い水準ではない(2)

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