今、冗談を言ったのか。私が真顔になるとAは突然、真剣になった。屁理屈の哲学、勝手な経済学が飛び出してきた。「資本主義がなんだ。本質は信用創出だ。信用はたくさん借りるほど大きくなる。理論的には、よく借りて返すことを無限に繰り返せば信用度も無限に大きくなれる。今に見てみろ。誰でも借金をして生きる世の中、借金をよくする人が最上の捕食者になる時代がすぐに訪れるのだ」。
昨年末の家計借金が1021兆ウォン、ついに公式統計で1000兆ウォン(約96兆円)を超えたという韓国銀行の発表を聞いた瞬間、友人Aとの会話を思い出した。1980年代中盤に交わした会話だったが、昨日のことのように鮮やかだった。Aは話した。
【コラム】「借金慣れした世代」の誕生=韓国(2)
昨年末の家計借金が1021兆ウォン、ついに公式統計で1000兆ウォン(約96兆円)を超えたという韓国銀行の発表を聞いた瞬間、友人Aとの会話を思い出した。1980年代中盤に交わした会話だったが、昨日のことのように鮮やかだった。Aは話した。
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