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家計の借金が急増、資産増加率の10倍=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
会社員のキム・ジンホさん(33)は教師の妻と共稼ぎで1年に7500万ウォン(約711万円)を稼ぐ。だが依然として子どもを生むのを先送りしている。借金の負担のためだ。キムさんは、「家を借りる時も少なくない貸し付けを受けたが来年はまた借り賃が引き上げるので追加で借り入れなければならない状況だ。子どもを持てば1人は仕事を休まなくてはならないが、1人の稼ぎで利子を返済し生活費をまかなう自信はない」と話す。

稼ぎは少し良くなったようだが実際に使えるお金はない。増えた借金に利子負担は大きくなり、年金と税金など細かく出ていくお金も増えたためだ。統計庁と金融監督院、韓国銀行が共同で調査した「2013年家計金融・福祉調査結果」に現れた韓国の家計の姿だ。今回の調査は昨年に続き全国2万世帯の標本世帯を対象に行われた。

最も目立ったのは家計の借金が増えるスピードだ。1世帯当たり平均借金は3月末基準で5818万ウォンとなり、昨年の調査時より6.8%増加した。借金は所得上位20%を除き全階層で増加している。特に最も弱い階層の所得下位20%の増加幅が24.6%で最も高かった。職業別では自営業者が11.3%、臨時・日雇い労働者が16.9%と増加傾向が目立った。


伝統的に借金が多い年齢層は40~50代だ。 だが、今回の調査では60歳以上が12.3%、30代が10.3%と借金増加率が2けたを記録し、40~50代を追い抜いた。家計の借金増加傾向が若い会社員と老齢層に急速に拡散する兆しが現れているのだ。これに対し資産が増加するスピードは借金増加スピードをはるかに下回る。家計資産の73%を占める不動産価格が下がっているためだ。1世帯当たり資産は3月基準で3億2557万ウォンとなり、1年前に比べ0.7%の増加にとどまった。



家計の借金が急増、資産増加率の10倍=韓国(2)

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