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【時論】韓国、「産業サンドイッチ」から脱出しよう(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
登山をしてみると、頂上を目の前にして、いわゆる“最後の峠”を越えなければならない瞬間を迎える。息が上がる状況に耐えてそれを登ってこそ、頂上征服の喜びを満喫できる。韓国経済は今、先進国という頂上を目の前にして、最後の峠を越えなければならない状況にある。

この半世紀の間、韓国経済は驚くほどの速度で山の頂上付近まで登ってきた。私たちは中国・日本と相互補完的な分業で、世界的な製造業生産基地に成長した。日本は部品・素材・装備分野のハイエンド(High-end)技術、韓国はミドルエンド(Mid-end)技術製品、中国はローエンド(Low-end)技術製品に特化した分業構造を維持しながら、製造業の生産基地になったのだ。ところが2008年のグローバル金融危機を通過しながら、この分業構造が急激に競争構図に変化している。鉄鋼・造船・電子など主力産業の大半が重なる3カ国は、お互い競争で生き残ってこそグローバル市場の頂上に登ることができるようになったのだ。韓国が先進国の頂上に立つためには、日本・中国との「生き残りをかけた真剣勝負」に勝たなければならない。

日本はすでに先進国の頂上に立ったが、20年間の景気低迷で頂上から転落する危機を迎えた。しかし部品・素材・装備分野の絶対的な比較優位とグローバル競争力を備えた1500余りの中小企業が、日本経済をしっかりと支えている。中国は履き物・衣類などの伝統産業から出発し、鉄鋼・石油化学など一括工程型産業を経て、最近は加工組立型産業の競争力が急速に強まっている。中国はIT産業のうち製品組立分野で飛躍的に成長していて、最終的に自動車・石油化学など全体製造業分野での最高の競争力確保を狙うとみられる。

【時論】韓国、「産業サンドイッチ」から脱出しよう(2)

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