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【コラム】韓国人、家族と「夕食のある人生」をもう一度(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「ストリート・テント・レストラン」。フランスのブランド、ルイ・ヴィトンの旅行ガイド『LVシティガイド-ソウル』に出てくる屋台の別の名前だ。名付け方にウィットと才覚が際立つ。氷点下10度の中で所得や学閥を無視して仲良く過ごし、「私たち」を感じて楽しむ所として表現した。代表著者のミッシェル・テマンは、「本を書きながらソウルの魅力にはまった」と話した。

だが笑ってやり過ごすには負担となる評価もある。米CNNは韓国の「ナンバー1」10種類の中に爆弾酒文化と仕事中毒を挙げた。会社で爆弾酒による飲み会をして2次会にはストリート・テント・レストランに行き…。家族と夕食はいつ食べるのだろうか。このほど保健福祉部が発表した国民健康栄養調査によると、家族と週4回以上夕食をする比率は66.5%だった。40代男性は57%でさらに低い。週末の2日を除くと平日に2回以上家族と食事する場合をいう。6年前の76%から10ポイント落ちた理由は生活がもっと乾いているためだろう。平日に家族と過ごす余暇時間も106分にしかならない(家族実態調査、2010)。

先進国の主要都市はどこへ行っても夜中に酒の杯を傾ける姿は見つからない。2008年に米ワシントン州で1年間の研修生活をした時だ。1カ月に2~3回米国人の友人と会うたびに彼の髪、つめ、服などに塗料がついていた。退社後に家の手入れをしたりガーデニングをするためについたものという。米国の建築資材とガーデニング装備、材料アウトレットに行けばその規模に開いた口がふさがらない。


元エコノミスト誌のソウル特派員ダニエル・チューダー氏は9月5日付本紙コラム「マンションを離れて得られるもの」で、「韓国のマンション文化を理解することはできない」とした。しかし仕事と酒で夜を過ごし深夜1~3時にソウルの深夜バスに最も多く乗る韓国の会社員は一戸建て住宅を手入れしガーデニングをする余裕がない(ソウル市調査資料)。代用品として週末農場が人気を呼ぶ。





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