エイドリアン・ウィンスタンリー総裁(Adrian Winstanley、66)。
8日、ソウル国際仲裁シンポジウム(LCIA主催)に参加したウィンスタンリー総裁に会った。
彼はLCIAの成長の秘訣として「3S」(スピード・サービス・ソフトウェア)を挙げた。「香港・シンガポールなどの仲裁センターでは事件の平均処理期間が2年以上のケースが大部分だが、LCIAは15カ月以内に処理する」と話した。事件規模によって仲裁手数料を受けずに「タイムチャージ(Time Charge・時間あたりの費用請求)」でサービスするのも顧客が好む理由だといった。
ウィンスタンリー総裁は「国際仲裁は、訴訟とは違って商社の紛争などを迅速かつ安い費用で解決でき、グローバル企業が好む」として「韓国はアジア仲裁のハブになる資格が充分だ」と評価した。さらに「韓国はキム&チャン法律事務所のパク・ウンギョン弁護士(48)がLCIAアジア太平洋評議会の議長を務めるなど高級仲裁人材が多く、情報技術(IT)・インフラ、地理的利点などを備えている」として「今年5月にソウル国際仲裁センター(SIDRC)を開所したのも注目に値する」と話した。彼は「判事が裁判でかつらを使うほど保守的な英国裁判所も、仲裁には最大限協力して迅速に処理するのが不文律」としながら「韓国の裁判所も国際仲裁判定の執行分野などにさらに関心を傾ける必要がある」と話した。
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