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LCIA総裁「韓国、国際仲裁アジアハブの資格充分」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

エイドリアン・ウィンスタンリー総裁(Adrian Winstanley、66)。

ロンドン国際仲裁裁判所(LCIA)のエイドリアン・ウィンスタンリー総裁(Adrian Winstanley、66)。世界3大ローファームである「クリフォード・チャンス(Clifford Chance)」の国際仲裁弁護士出身で、2000年から総裁を務めて13年になる。昨年LCIAで280件の事件(10年前に比べ4倍)を誘致するなどLCIAの力量を育てたという評価を受けている。仲裁(Arbitration)は、紛争当事者の合意で裁判所ではなく第3者(仲裁人または仲裁機関)に紛争解決を任せることで、決定は法的な拘束力を持つ。

8日、ソウル国際仲裁シンポジウム(LCIA主催)に参加したウィンスタンリー総裁に会った。

彼はLCIAの成長の秘訣として「3S」(スピード・サービス・ソフトウェア)を挙げた。「香港・シンガポールなどの仲裁センターでは事件の平均処理期間が2年以上のケースが大部分だが、LCIAは15カ月以内に処理する」と話した。事件規模によって仲裁手数料を受けずに「タイムチャージ(Time Charge・時間あたりの費用請求)」でサービスするのも顧客が好む理由だといった。


ウィンスタンリー総裁は「国際仲裁は、訴訟とは違って商社の紛争などを迅速かつ安い費用で解決でき、グローバル企業が好む」として「韓国はアジア仲裁のハブになる資格が充分だ」と評価した。さらに「韓国はキム&チャン法律事務所のパク・ウンギョン弁護士(48)がLCIAアジア太平洋評議会の議長を務めるなど高級仲裁人材が多く、情報技術(IT)・インフラ、地理的利点などを備えている」として「今年5月にソウル国際仲裁センター(SIDRC)を開所したのも注目に値する」と話した。彼は「判事が裁判でかつらを使うほど保守的な英国裁判所も、仲裁には最大限協力して迅速に処理するのが不文律」としながら「韓国の裁判所も国際仲裁判定の執行分野などにさらに関心を傾ける必要がある」と話した。



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