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先進国は教育革命の真っ最中…韓国はいまだ入試暗記授業(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国の科学教育が危機だ。韓国政府は創造経済をリードする人材を養成するとしながらソフトウェア(SW)キャンプなど「教室」の外に答を求めている。学校の授業は依然として「物(理)・化(学)・生(物)・地(学)」の入試教育から一歩も進めずにいる。一方、米国・英国などの先進国は国家の未来の責任を負う科学教育革新のためにいち早く奔走している。

先月16日、ソウル冠岳区(クァナクク)のA高校1学年の科学の授業。授業のチャイムが鳴ったが教室は騒々しかった。「誰がまだうつ伏せになっているんだ? 教科書を除いてほかのものはみなしまって」。教師が声を高めたが学生たちは適当に聞き流していた。ある生徒が前の席の学生を「ぴしゃっ」と叩いた。教師が体の小競合いを止める横でほかの生徒がむくっと起きて教室の外に出て行った。「先生、ちょっと手を洗ってきますね」。

授業は約10分後にかろうじて始まった。だが、いくらも経たないうちに生徒20人ほどのうちの半分が机にうつ伏せになって寝てしまった。残りの3分の1はスマートフォンでゲームをしたり雑誌を取り出して読んだりしていた。化学の教師K氏(40)は「1年の科学は大学修学能力試験(日本の大学入試センター試験に相当)に出てこないという理由で、子供たちが最初から授業を聞こうとしない」と言って無力感を訴えた。ほかの学校の事情も大して変わらない。釜山(プサン)B高校の科学教師Pさん(54、女性)は「生徒・保護者とも入試の準備だけを望んでいる」として「実験は最初からしなかったり1日ではしょって形式的に行ったりする」と話した。


先進国の科学教室の光景は違う。先月14日、米国イリノイ州のエバンスターンタウンシップハイスクールの11学年(韓国の高2に相当)の物理・化学統合授業。男女生徒約20人は4~5人ずつグループを作って実験に没頭していた。授業テーマは振子の運動の原理。生徒たちは多様な大きさのおもりと秒時計・力覚センサー器などを利用して実験をした。おもりの質量とおもりをぶら下げた糸の長さ、おもりが初めて動く時の角度、重力など4つの変数が振り子の周期にどんな影響を及ぼすのかを調べてみる内容だった。



先進国は教育革붖の真っ最中…韓国はいまだ入試暗記授業(2)

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