韓国造形美の傑作、石窟庵(ソッグルアム、国宝第24号)の亀裂が深刻だ。中央日報が2、7日、2回にわたり現場取材した結果だ。取材チームは1976年の石窟庵外部未公開措置後、報道機関では初めて文化財庁と仏国寺の承認を受け、本尊がある石窟庵の内部に入った。それぞれ20分間にわたり専門家と一緒に内部を見回ると、およそ20カ所の亀裂が見つかった。
中央日報は文化財庁の2012年石窟庵調査報告書も入手した。報告書によると、石窟庵には計56カ所の欠陥があることが明らかになった。本尊には25カ所の亀裂・破損現象があった。天井には3カ所、側面の柱には6カ所、四天王・十代弟子像など外壁には15カ所、外部ドームには7カ所の問題があった。
石窟庵は新羅・景徳王10年(651)、当時の宰相だった金大城(キム・デソン)が建立した。韓国文化財の最古であり自尊心だ。95年に世界文化遺産にも登録された。新羅時代の全盛期の最高傑作に選ばれ、建築・数理・幾何学・宗教・芸術が総体的に実現された芸術品だ。
今回の調査の結果、石窟庵の台座には外部の圧力による亀裂が激しかった。一部が欠けたり隙間が生じ、構造的な不安定性が確認された。取材チームが確認した最も長い亀裂は本尊の左膝の下で、長さが1メートルを超えるとみられる。本尊の脚の中央の袈裟の亀裂は大きくなったようだ。96年に長さ33センチと報告され、補修されたところだ。その間、亀裂が進み、現在は厚さ50センチの台座を垂直に分けている。
また亀裂部分とつながった童子柱(垂直の小さな柱)2本も上下が破損し、左側の童子柱は歪んでいる。岩石専門家のソウル市立大のイ・スゴン教授は「荷重が集中するためだが、この部分が最も大きな問題」と指摘した。垂直亀裂は水平亀裂につながるケースが多い。
国立文化財研究所のキム・ドクムン研究官は「石材のきめが均一でないため、膨張と収縮で問題が発生し、それによって亀裂が生じることがある」とし「石材が接する面積が4%以上にならず、圧力も不均衡だ」と話した。これと関連し、文化財庁の報告書は「石窟庵の台座基壇で相対的に大きな振動が測定された」と指摘している。
台座の下段には幅が最大2ミリに近い振動があることが調査で分かった。キム研究官は亀裂形成時期に関し「最近発生したとすれば中がきれいなはずだが、すべて塵が積もっていることから古い亀裂とみられる」と述べた。
報告書には「左膝、補修処理した部分に表れた亀裂が進行性なのか、細かく観察する必要がある」となっている。「本尊と台座の間を内視鏡で確認すると、本尊と台座の縁は一部だけが接し、荷重が不均等に作用する状態であるため、亀裂様相との相関性を究明する必要がある」とも書かれている。
現在、文化財庁は1年ごとに石窟庵の報告書を出している。しかし内部用として参考にしているだけで、外部には公開していない。「肉眼観察の結果、全体的に前年に比べて明確に違う変化様相はない」という立場だ。これは測定をするだけで、対策は出していないという意味と解釈することができる。イ・スゴン教授は「今後、本尊が傾いて崩壊する可能性も排除できない」と主張した。
中央日報は文化財庁の2012年石窟庵調査報告書も入手した。報告書によると、石窟庵には計56カ所の欠陥があることが明らかになった。本尊には25カ所の亀裂・破損現象があった。天井には3カ所、側面の柱には6カ所、四天王・十代弟子像など外壁には15カ所、外部ドームには7カ所の問題があった。
石窟庵は新羅・景徳王10年(651)、当時の宰相だった金大城(キム・デソン)が建立した。韓国文化財の最古であり自尊心だ。95年に世界文化遺産にも登録された。新羅時代の全盛期の最高傑作に選ばれ、建築・数理・幾何学・宗教・芸術が総体的に実現された芸術品だ。
今回の調査の結果、石窟庵の台座には外部の圧力による亀裂が激しかった。一部が欠けたり隙間が生じ、構造的な不安定性が確認された。取材チームが確認した最も長い亀裂は本尊の左膝の下で、長さが1メートルを超えるとみられる。本尊の脚の中央の袈裟の亀裂は大きくなったようだ。96年に長さ33センチと報告され、補修されたところだ。その間、亀裂が進み、現在は厚さ50センチの台座を垂直に分けている。
また亀裂部分とつながった童子柱(垂直の小さな柱)2本も上下が破損し、左側の童子柱は歪んでいる。岩石専門家のソウル市立大のイ・スゴン教授は「荷重が集中するためだが、この部分が最も大きな問題」と指摘した。垂直亀裂は水平亀裂につながるケースが多い。
国立文化財研究所のキム・ドクムン研究官は「石材のきめが均一でないため、膨張と収縮で問題が発生し、それによって亀裂が生じることがある」とし「石材が接する面積が4%以上にならず、圧力も不均衡だ」と話した。これと関連し、文化財庁の報告書は「石窟庵の台座基壇で相対的に大きな振動が測定された」と指摘している。
台座の下段には幅が最大2ミリに近い振動があることが調査で分かった。キム研究官は亀裂形成時期に関し「最近発生したとすれば中がきれいなはずだが、すべて塵が積もっていることから古い亀裂とみられる」と述べた。
報告書には「左膝、補修処理した部分に表れた亀裂が進行性なのか、細かく観察する必要がある」となっている。「本尊と台座の間を内視鏡で確認すると、本尊と台座の縁は一部だけが接し、荷重が不均等に作用する状態であるため、亀裂様相との相関性を究明する必要がある」とも書かれている。
現在、文化財庁は1年ごとに石窟庵の報告書を出している。しかし内部用として参考にしているだけで、外部には公開していない。「肉眼観察の結果、全体的に前年に比べて明確に違う変化様相はない」という立場だ。これは測定をするだけで、対策は出していないという意味と解釈することができる。イ・スゴン教授は「今後、本尊が傾いて崩壊する可能性も排除できない」と主張した。
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