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3・11癒やした11・3大反転…万年最下位・楽天の奇跡(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
絶望の3・11から歓喜の11・3に--。東日本大震災で大きな被害を受けた東北地方をホームとする日本プロ野球“万年最下位チーム”楽天ゴースデンイーグルスが3日夜、日本シリーズを制し、日本列島は感動に包まれた。特に楽天はこの日、第7戦までもつれる接戦の末、伝統の強豪、読売ジャイアンツに降して優勝を決めた。

前日の投球数が160球にもなったエースの田中将大(25)が9回、救援投手で登場し、読売の最後の打者を三振にしとめた瞬間、Kスタ宮城および球場外の陸上競技場に集まった約4万人ほどの東北ファンは涙を流しながら喜んだ。選手は歓呼しながら跳びはね、生中継をしていたキャスターは感激で声が出なかった。

試合後、星野仙一監督(66)はファンに「就任当時から、あの大震災で苦労されている皆さんを見ると『日本一になってみんなを癒やしてあげたい』と、それしかないと信じてやってきた」とし「東北の子供たち。全国の子供たちに、そして被災者の皆さんに、こんなに勇気を与えた選手を褒めてあげてください」と叫んだ。


地震で家を失い、臨時住宅でテレビ観戦していた被災者もお互い抱き合って涙を流した。仙台市若林区の臨時住宅に住む阿部東悦さん(66)は「大地震後は悲しいことが多かったが、楽天の勝利は私たちに『やればできる』は希望を与えてくれた」と話した。

津波で親友を亡くしたという東海林由華さん(28)も「災害地域を回りながら被災者に勇気を与えた選手が、今度は日本シリーズ制覇という信じられない感激と感動を与えてくれた」とし「東北に生まれたことに感謝する」と涙声で話した。



3・11癒やした11・3大反転…万年最下位・楽天の奇跡(2)

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