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中国、大衆文化の新しい溶鉱炉…韓国など人気番組フォーマットが中国へ(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

6日に幕を下ろした中国のオーディション番組『スーパースターチャイナ(我的中国星)』で優勝した祝家家(26)が所感を述べていた。彼は中国少数民族である土家族の出身で、路上で歌を歌いながら舞台に立つ夢を育てた「中国のホ・ガク(韓国のオーディション番組出身歌手)」だ。この番組に出演する中で体重を12キロ以上落とすなど、絶えず努力する姿で視聴者の支持を受けた。(写真=スーパースターチャイナ)

中央日報とソウル大学アジア研究所の共同取材団が先月訪問した、中国武漢時湖北衛星テレビ放送局では『我的中国星(スーパースターチャイナ)』の収録準備の真っ最中だった。現場でインタビューに応じた観覧客約20人がこの番組が韓国の代表的なオーディション(スター発掘)番組の『スーパースターK』のフォーマットを借りてきたという事実を知っていた。

トップ12の進出者らはソウルで40日間の訓練も受けた。これについても拒否感ではなくむしろ好感を寄せていた。

「本戦進出者らが韓国での1カ月間で変身し、とても洗練されて帰ってきました。韓国の音楽・ファッション・メーキャップなどが先んじているので行って学び直してくれば良いのではないのでしょうか?」(チンジェ、30、女性、プログラマー)


「嫌韓流」という言葉が面目を失うほど現場で出会った中国人は「一歩先を行く韓国で習ってくることの何がおかしいのか」と口をそろえた。さらに「韓国との協力を通じて中国の番組が発展することになって感謝したい」という中国人もいた。

◆世界中の番組フォーマットが中国へ

中国は今、全世界の人気番組フォーマットの競演場になった。代表的な分野がオーディションだ。今年の下半期だけで韓国や米国・オランダなどから持ち込まれたオーディション番組13本がしのぎを削っている。競争が過熱しているからと中国の放送規制当局である光電総局が8月、新規オーディション番組をこれ以上制作できないように指示(限歌令)を出したほどだ。

韓国はMBC(文化放送)の『私は歌手だ』が湖南衛星テレビで中国版『我是歌手』として、Mnetの『スーパースターK』が湖北衛星テレビで『我的中国星』としてそれぞれ制作され、世界のフォーマットと競っている。

◆韓中合作グループ・映画も相次ぎ制作

湖南衛星テレビの『我是歌手』は平均視聴率2.38%を記録した。湖北衛星テレビの『我的中国星』の平均視聴率は1.27%。視聴率1%を超える番組が年間10本前後にとどまる中国の特殊性を考慮すれば驚くべき成果だと評価されている。CJE&Mス我的中国星のパク・ウジンプロデューサーは「中国放送局の視聴率順位20位圏にとどまっていた湖北テレビが、我的中国星の人気に力づけられ10位圏にぐんと伸びた」と話した。

世界の工場を超えて世界の市場へと急速に変貌している中国は、もはや大衆文化の新しい“溶鉱炉”と化している。放送分野だけでなく他の大衆文化領域での融合も活発に進んでいる。SMエンターテインメントの12人組グループEXO(エクソ)は、EXO-MとEXO-Kに分かれ中国と韓国でそれぞれ6人ずつデビューした。EXO-Mは中国人メンバー4人と韓国人2人で構成され、中国では自然に中国グループとして通じる。グループTimeZ(タイムズ)・M4M(エムフォーエム)ら韓国と中国の芸能企画会社が共同で企画・制作した韓中合作グループも相次いでデビューしている。



中国、大衆文化の新しい溶鉱炉…韓国など人気番組フォーマットが中国へ(2)

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