「私は3次元哲学者だ」。ルイジ・コラーニ氏(85)は自らをこう紹介した。エンジニアであり哲学者であり、デザイナーである意味だと言った。
20世紀を代表するデザイナー、「バイオデザインの先駆者」と呼ばれるコラーニ氏は、デザインに自然の曲線を有機的に応用してきた。「人間が作ったどんな建築物も、クモが作ったクモの巣には及ばない」という彼の言葉は有名だ。
米国マクドネル・ダグラスの航空機、BMW700スポーツカー、フィアット・フェラーリ・マツダの自動車、キヤノンのカメラなどをデザインした。彼の作品『ドロップ』(世界的な陶磁器ブランド、ローゼンタールの水滴形のティーポット)はニューヨークのクーパー・ヒューイット国立デザイン博物館に、ソニーのヘッドホンはニューヨーク現代美術館に展示された。数多くのデザイン賞を受け、スイス・日本・フランス・ドイツなどでデザインセンターを運営した。
17日にソウル梨花(イファ)女子大学キャンパスで彼に会った。清州(チョンジュ)国際工芸ビエンナーレ参加のために訪韓した彼は、梨花女子大やKAIST、ソウル大学などで特講を持った。「2001年に現代(ヒョンデ)自動車とデザイン関連交渉のためにちょっとだけ立ち寄った後は初めての訪韓」といった。年齢が信じられないほど彼の声は力強く、身振りも大きかった。
--12年ぶりの訪韓だが。
「当時と今では韓国デザインのレベルは違う。一部の韓国自動車の曲線はメルセデスなどの欧州車よりもよい。韓国の女性たちは本当に服をうまく着こなしている」
ドイツ生まれの彼はベルリン造形大学で彫刻を学び、パリのソルボンヌ大学に進んだ。専攻は気体力学。「世界で最も速い自動車と飛行機を作りたくて」と言った。その時に分析哲学も勉強した。コラーニ氏は「哲学こそ自身のデザインで重要な要素」と強調した。「私は絶えず質問する。時計をデザインする時も、この時計が何に使われる物なのか、どのように使えば楽なのかなど数千数万種類の質問を投げかけた後に、そのすべての質問に合う1つの答えを探し出してそれに合うデザインをする」
バイオデザインのコラーニ氏、「韓国デザイナーよ、歴史記憶して力に」(2)
20世紀を代表するデザイナー、「バイオデザインの先駆者」と呼ばれるコラーニ氏は、デザインに自然の曲線を有機的に応用してきた。「人間が作ったどんな建築物も、クモが作ったクモの巣には及ばない」という彼の言葉は有名だ。
米国マクドネル・ダグラスの航空機、BMW700スポーツカー、フィアット・フェラーリ・マツダの自動車、キヤノンのカメラなどをデザインした。彼の作品『ドロップ』(世界的な陶磁器ブランド、ローゼンタールの水滴形のティーポット)はニューヨークのクーパー・ヒューイット国立デザイン博物館に、ソニーのヘッドホンはニューヨーク現代美術館に展示された。数多くのデザイン賞を受け、スイス・日本・フランス・ドイツなどでデザインセンターを運営した。
17日にソウル梨花(イファ)女子大学キャンパスで彼に会った。清州(チョンジュ)国際工芸ビエンナーレ参加のために訪韓した彼は、梨花女子大やKAIST、ソウル大学などで特講を持った。「2001年に現代(ヒョンデ)自動車とデザイン関連交渉のためにちょっとだけ立ち寄った後は初めての訪韓」といった。年齢が信じられないほど彼の声は力強く、身振りも大きかった。
--12年ぶりの訪韓だが。
「当時と今では韓国デザインのレベルは違う。一部の韓国自動車の曲線はメルセデスなどの欧州車よりもよい。韓国の女性たちは本当に服をうまく着こなしている」
ドイツ生まれの彼はベルリン造形大学で彫刻を学び、パリのソルボンヌ大学に進んだ。専攻は気体力学。「世界で最も速い自動車と飛行機を作りたくて」と言った。その時に分析哲学も勉強した。コラーニ氏は「哲学こそ自身のデザインで重要な要素」と強調した。「私は絶えず質問する。時計をデザインする時も、この時計が何に使われる物なのか、どのように使えば楽なのかなど数千数万種類の質問を投げかけた後に、そのすべての質問に合う1つの答えを探し出してそれに合うデザインをする」
バイオデザインのコラーニ氏、「韓国デザイナーよ、歴史記憶して力に」(2)
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