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放射能海水の恐怖現実に…福島の汚染度、急上昇(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
日本の福島第1原発の放射能汚染水の流出で、原子力発電所周辺の海水の放射能濃度が急激に増加したことが明らかになった。

東京電力は23日「第1原発から約500メートル離れた港湾入口で19日に採取した海水の放射能汚染度を測定した結果、放射性トリチウム(三重水素)の濃度が1リットルあたり68ベクレルの値が出た」と明らかにした。ほかの4地点のトリチウム濃度も52~67ベクレルに達した。この数値は12日に測定した数値に比べ1週間で8~18倍に高まった。1~3号機周辺の地下水汚染のため監視が強化された6月以降最高の数値でもある。

トリチウムのほかにも体内に入れば骨に蓄積されて骨髄がん・白血病などを引き起こす半減期29年の放射性物質ストロンチウムも海水から大量検出された。


東京新聞は「今回300トン以上の放射能汚染水が流出したタンクの下流地点でセシウム(半減期30年)はほとんど検出されなかったが、ストロンチウムは1リットルあたり200~580ベクレルで非常に高かった」と指摘した。新聞は「港湾から測定された数値は結局、原子力発電所内のタンクからもれた放射能汚染水が、排水口を通ってそのまま海に流れ出たことを実証的に立証している」と分析した。

東京電力は「汚染水が流れ出たタンクは、東日本大地震の発生直後の2011年6月にほかの場所に設置されていたが、該当場所が地盤沈下を起こしたために解体して現在の位置に移されたもの」としながら「ほぼ同時期に移設した残りのタンク2カ所の汚染水をくみ出してほかのタンクに移す方針」と発表した。

一方、朝日新聞は「タンクの汚染水の流出よりもはるかに深刻なのは1~3号機周辺の汚染地下水が直接海に流れ出ているという点」と指摘した。

東京電力は汚染地下水の海への流出を防ぐために1~2号機の間の地面の下に地下遮断壁をつくったが、汚染水の水位が高まったために遮断壁の上を越えて海に流れている。これに対し東京電力は23日、汚染水の水位を下げるために真空ポンプを使用し、敷地内28カ所で一日最大70トンの地下汚染水を吸い上げ始めた。新聞は「東京電力は原子炉建物の坑道内にたまった超高濃度の汚染水が一日10リットルほど直接海で流出している可能性も認めている状況」と指摘した。



放射能海水の恐怖現実に…福島の汚染度、急上昇(2)

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