安倍晋三首相は15日、政府主催で開かれた「全国戦没者追悼式」の式辞で、「アジア諸国に対する加害と反省」に言及しなかった。「加害と反省」は、1993年の細川護熙首相以降、歴代首相がこの行事で欠かさず述べてきた表現だ。しかし安倍首相はこれに言及せず、「歴史に対して謙虚に向き合い、学ぶべき教訓を深く胸に刻む」とのみ話した。
意図的に過去の歴史を忘却するような日本に向けて、朴槿恵(パク・クネ)大統領はこの日、断固たるメッセージを送った。朴大統領は就任後初めて迎える光復節の演説で、「過去を直視しようとする勇気と相手の痛みに配慮する姿勢がなければ、未来に進むための信頼を築くのは難しい」と強調した。
特に朴大統領は日本の政治と国民を分離しながら接近し、このように指摘した。朴大統領は「大半の日本国民は両国が北東アジアの平和と繁栄をともに築いていくことを念願しているが、政治が国民の心に沿わず過去に戻れば、新しい未来を眺めることはできない」と述べた。これとともに「両国国民が望むように、日本の政治家は過去の傷を治癒していく勇気あるリーダーシップを見せなければならない」と促した。
独島(ドクト、日本名・竹島)問題では一歩も退かないことを確認した。朴大統領は「霊魂を傷つけ、身体の一部を切り離そうとすれば、どの国、どの国民もそれを受け入れることはできないはず」と述べた。高麗末の学者・李嵒(1297-1364)の「国は人間の身体、歴史は魂」という言葉を引用しながらだ。政府関係者は「身体は独島を話すもので、日本の独島認識と歴史歪曲に対する遠回しの批判」と説明した。
朴大統領は「過去の歴史による苦痛と傷を抱えて生きている人たちの痛みを治癒することができるよう、責任・誠意ある措置を期待する」と述べ、事実上、日本軍慰安婦に対する謝罪と補償も要求した。
この日、朴大統領は感情的・刺激的な表現の代わりに、婉曲かつ節制された言葉で日本の正しい選択に圧力を加えた。日本は「北東アジアの平和と繁栄をともに開く重要な隣国」と述べたうえで、自らの「北東アジア平和協力構想」への参加を求めた。
朴大統領は「北東アジア地域は経済的な相互依存は増大しているが、歴史と領土をめぐる葛藤はむしろ深まる逆説的な状況」とし「北東アジア国家が“多者間対話”の枠を作り、可能な分野から信頼を築き、安保など他の分野に協力の範囲を広めていこう」と提案した。
前日、開城(ケソン)工業団地正常化をめぐる合意で北朝鮮を「韓半島信頼プロセス」に同乗させる転機を作った朴大統領としては、今は日本を「北東アジア平和協力構想」の枠に引き込み、解決方法を模索していく考えのようだ。
陳昌洙(チン・チャンス)世宗研究所日本研究センター長は「朴大統領が日本に対して批判一色ではなく、日本の政治と国民を分離して接近したことは、韓日首脳会談など関係改善の余地を考慮したようだ」と分析した。
朴大統領はこの日、北朝鮮に対し、柔軟な姿勢を見せた。朴大統領は「開城工業団地の合意を契機に過去の南北関係の誤った慣行を正し、共生の新しい南北関係が始まることを希望する」とし「この秋夕(チュソク、中秋)前後に南北離散家族が対面できるよう、北朝鮮が心の扉を開くことを望む」と述べた。「分断と対決の遺産である非武装地帯(DMZ)に世界平和公園を造成することを北朝鮮に提案する」とも話した。
意図的に過去の歴史を忘却するような日本に向けて、朴槿恵(パク・クネ)大統領はこの日、断固たるメッセージを送った。朴大統領は就任後初めて迎える光復節の演説で、「過去を直視しようとする勇気と相手の痛みに配慮する姿勢がなければ、未来に進むための信頼を築くのは難しい」と強調した。
特に朴大統領は日本の政治と国民を分離しながら接近し、このように指摘した。朴大統領は「大半の日本国民は両国が北東アジアの平和と繁栄をともに築いていくことを念願しているが、政治が国民の心に沿わず過去に戻れば、新しい未来を眺めることはできない」と述べた。これとともに「両国国民が望むように、日本の政治家は過去の傷を治癒していく勇気あるリーダーシップを見せなければならない」と促した。
独島(ドクト、日本名・竹島)問題では一歩も退かないことを確認した。朴大統領は「霊魂を傷つけ、身体の一部を切り離そうとすれば、どの国、どの国民もそれを受け入れることはできないはず」と述べた。高麗末の学者・李嵒(1297-1364)の「国は人間の身体、歴史は魂」という言葉を引用しながらだ。政府関係者は「身体は独島を話すもので、日本の独島認識と歴史歪曲に対する遠回しの批判」と説明した。
朴大統領は「過去の歴史による苦痛と傷を抱えて生きている人たちの痛みを治癒することができるよう、責任・誠意ある措置を期待する」と述べ、事実上、日本軍慰安婦に対する謝罪と補償も要求した。
この日、朴大統領は感情的・刺激的な表現の代わりに、婉曲かつ節制された言葉で日本の正しい選択に圧力を加えた。日本は「北東アジアの平和と繁栄をともに開く重要な隣国」と述べたうえで、自らの「北東アジア平和協力構想」への参加を求めた。
朴大統領は「北東アジア地域は経済的な相互依存は増大しているが、歴史と領土をめぐる葛藤はむしろ深まる逆説的な状況」とし「北東アジア国家が“多者間対話”の枠を作り、可能な分野から信頼を築き、安保など他の分野に協力の範囲を広めていこう」と提案した。
前日、開城(ケソン)工業団地正常化をめぐる合意で北朝鮮を「韓半島信頼プロセス」に同乗させる転機を作った朴大統領としては、今は日本を「北東アジア平和協力構想」の枠に引き込み、解決方法を模索していく考えのようだ。
陳昌洙(チン・チャンス)世宗研究所日本研究センター長は「朴大統領が日本に対して批判一色ではなく、日本の政治と国民を分離して接近したことは、韓日首脳会談など関係改善の余地を考慮したようだ」と分析した。
朴大統領はこの日、北朝鮮に対し、柔軟な姿勢を見せた。朴大統領は「開城工業団地の合意を契機に過去の南北関係の誤った慣行を正し、共生の新しい南北関係が始まることを希望する」とし「この秋夕(チュソク、中秋)前後に南北離散家族が対面できるよう、北朝鮮が心の扉を開くことを望む」と述べた。「分断と対決の遺産である非武装地帯(DMZ)に世界平和公園を造成することを北朝鮮に提案する」とも話した。
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