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日本、原発汚染水防ぐ手段なく…毎日300トン海へ(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
東京電力は9日から遮水壁付近にたまった汚染地下水をポンプで抜く計画だが、抜いた汚染水を保管する場所も決まっていない。根本的な対応が不足しているためだ。

さらに大きな問題は、今もすべてが不透明とう点だ。日本政府は7日、「原発周辺には毎日1000トンの地下水が流入中で、うち300トン程度が海に流出している」と明らかにしたが、汚染水がいつから流出したかは確認されていない。また東京電力は「汚染水の流出は港湾内部だけ」と述べたが、具体的な数値は発表されていない。

東京電力の降参宣言後、安倍首相は7日、「汚染水対策を東京電力だけに任せず、国家的に対策を講じる」と述べた。その間、政府は原発解体のための研究開発費を支援する程度だった。日本国民の懸念だけでなく、世界に“福島怪談”が広まる国家的威信の墜落を傍観できなくなったということだ。


特に「原発は必要」という立場の安倍首相が今回の事態を収拾できない場合、「原発再稼働」政策も打撃を受けるしかない。日本政府が一日の排出量を公開するなど積極的な情報公開に動いたのもこのためだ。

8日に開かれた専門家会議で茂木敏充経済産業相は「地下水が汚染される前に吸い上げ、(汚染)基準値以下の地下水を海に放出することを含め、今後の対策を用意すべき」と指示した。



日本、原発汚染水防ぐ手段なく…毎日300トン海へ(1)

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