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<東アジア杯>洪明甫監督の魔法…3日間で変化した韓国代表

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

洪明甫(ホン・ミョンボ)監督

サッカー韓国代表チームが大きく変わった。洪明甫(ホン・ミョンボ)監督(44)の魔法が初戦から力を発揮した。

韓国は20日、ソウルワールドカップ(W杯)競技場で行われた豪州との2013東アジアサッカー連盟(EAFF)東アジア杯第1戦でチームワークの向上を見せた。攻撃-中盤-守備の3つのラインの動きは有機的に機能し、パスワークは歯車のようにかみ合った。わずか1カ月前の2014ブラジルW杯最終予選で韓国は組織力を乱し、拙戦が続いた。

洪明甫監督は17日、初めて東アジア杯の代表選手を招集し、3日間練習した。短い時間でもチームが変化することを示し、“韓国サッカー専門技術者”であることを証明した。目標が明確で、指導者の指示事項が具体的であるうえ、構成員の間に信頼があるため、すぐに組織力が定着した。


◇ボールを支配

試合の結果は0-0の引き分けだったが、韓国はなんと21本のシュートを放ち、豪州(5本)を圧倒した。秘訣は高いボール支配率にあった。豪州戦を控え、選手はこのためのパターンを集中練磨した。

洪監督が「100点を与えても惜しくない」と評価した守備の核心はプレスだった。豪州戦で中央MFの河大成(ハ・デソン、ソウル)-李明周(イ・ミョンジュ、浦項)のコンビは、強いプレスで相手の攻撃速度を大きく遅らせた。ボールを持った相手選手を止めるだけでなく、適切なポジショニングでパスルートまで遮断した。

洪正好(ホン・ジョンホ、済州)が率いるフォーバックは位置をできるだけ高め、ボールと選手が動く空間をさらに狭めた。韓国の守備戦術に豪州のツートップは孤立した。これに先立ち洪監督はボールの動きよって中央MFとDFラインが間隔を維持して同時に移動する練習を繰り返した。

◇速度と方向、自由自在

攻撃は“多角化”に焦点が合わされた。サイド攻撃は左右フルバックの金珍洙(キム・ジンス、新潟)と金昌洙(キム・チャンス、柏)が主導した。積極的なドリブル突破で豪州DFのスキを狙った。

尹日録(ユン・イルロク)とコ・ヨハン(以上ソウル)のサイドのFWは攻撃型MFの李承ギ(イ・スンギ、全北)と随時入れ替わりながら横に動いた。韓国選手が動く過程で発生した豪州のDFラインの混乱は得点チャンスにつながった。尹日録と李承ギはお互いにチャンスを作り合い、ともに4本ずつシュートを放った。

速度を調節したのも効果的だった。電光石火のような速攻と短いパス中心の遅攻を交互に駆使し、相手を混乱させた。その一方で危険地域が近づくとテンポの速いボール処理を見せた。これに関し洪監督は「選手にボールのトラッピングとパスをともに攻撃的にするよう注文した結果」と説明した。

◇中国・日本戦でも通用するか

次の相手の中国(24日、華城スポーツ複合タウン)と日本(28日、蚕室総合運動場)は豪州とサッカースタイルが違う。中国はタフだ。激しいプレーも多い。豪州戦で見せたスペースをつくプレーが機能しない可能性もある。

日本は精巧だ。パスワークで中盤を支配するプレースタイルが、洪明甫監督が追求するものと似ているため、ボール支配が難しくなるケースも考えられる。従来の枠を維持するものの、一部の戦術または選手構成に変化が必要な理由だ。中国・日本戦で見せる韓国代表のまた別の変身はJTBCが独占生中継する。



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