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<サッカー>洪明甫監督「勤勉・誠実・犠牲…韓国には3つがある」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓国サッカー代表の洪明甫(ホン・ミョンボ)監督。

“永遠のリベロ”洪明甫(ホン・ミョンボ、44)が韓国サッカー代表チームを引き受けることになった。洪監督は25日の就任記者会見で「one team(一つのチーム)、one spirit(一つの精神)、one goal(一つの目標)で世界に挑戦する」と宣言した。

韓国サッカーの自尊心が地に落ちて、人々は簡単に「韓国サッカーはだめだ」と話す。“韓国サッカー=雑なサッカー”と見下す人も多い。

韓国代表チームの洪明甫新監督はこうした偏見に正面から対抗した。25日、坡州(パジュ)国家代表チームトレーニングセンターで行われた就任記者会見で、洪監督が提示したキーワードは“韓国型サッカー”だ。


彼は「韓国の代表チームはスペイン・ドイツの選手ではない。韓国の選手たちが最も競争力を発揮できる戦術をつくってワールドカップ(W杯)に備える」と話した。今年初めから5カ月間、ロシアクラブのアンジ・マハチカラで研修した洪監督は「そこでは11カ国の選手たちが入り混じって走っている。その選手たちを見ながら韓国選手がどれくらい立派なのか分かるようになった」として「韓国選手は勤勉で誠実だ。チームのために惜しみなく犠牲を払う。この3種類だけをしっかりまとめても良いチームにすることができる」と話した。洪監督は「私が導く代表チームの核心価値は、one team(一つのチーム)、one spirit(一つの精神)、one goal(一つの目標)だ。最高の選手を選んでチームをつくるのではなく、最高のチームをつくるために選手を選抜するだろう」と付け加えた。このようにチーム精神を強調したのは、海外組と国内組の間に微妙な緊張感が流れている現在の代表チームに対する警告でもある。

朴智星(パク・チソン、32、クイーンズ・パーク・レンジャーズ)の復帰論議にも終止符を打った。洪監督は「重要なことは選手自身の意志だ。すでに引退を宣言した朴智星の決定は尊重されなければならない」と話した。チームのために献身して犠牲を払う準備ができていないならば、最高の技量を持った朴智星であっても代表チームに呼び入れるつもりはないというメッセージを投げたわけだ。

記者会見でずっと洪監督は自信満々な表情だった。彼は「サッカー協会は長期契約を注文したが私が2年契約を望んだ。あまり長期な契約をすれば心構えが変わるため」としながら、洪監督が協会に連れて行かれて“毒入りの聖杯”をつかんだという世間のデマを一蹴した。彼の最初の試験台は来月20日に日本・中国・豪州と激突する東アジア大会だ。海外組を除く国内組中心でチームを組まなければならないが、洪監督は「サッカーファンの目の高さが上がった。それに見合った競技力を見せる」と出場意欲を示した。

李東国(イ・ドングク、34、全北)と孫弘敏(ソン・フンミン、21、レバークーゼン)の今後の位置づけについての不快な質問にも「これまでただの一度も公開の場で選手選抜の有無をあらかじめ明らかにしたことはない」と余裕を見せた受け答えをした。李東国はチェ・ガンヒ元監督の秘蔵っ子であり、孫弘敏は2012ロンドン五輪の時に洪監督に選ばれなかった。



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