実際、中国は今回の大会に切迫した気持ちで臨んでいる。中国は先月、ホームで開かれたAマッチ3連戦がすべて敗北に終わり、サッカーファンのひんしゅくを買った。特に先月15日、対タイ戦では無気力なゲームのあげく1-5で敗れ、怒ったファンが競技場の近くでデモを行う姿まで見られた。結局、中国サッカー協会はファンに謝罪したあと、カマチョ代表チーム監督を更迭するに至った。そしてこの東アジア杯を通じて一陣級の選手で構成し、自尊心を取り戻すという固い意志を見せた。新鋭選手を数多く出場させている韓国や日本とは異なった動きだ。
ひとまず日本戦で見せた中国選の闘志は格別だった。組織力が完全に備えられているというわけではなかったが、最後まで食い下がろうとする根性は日本より上だった。