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【時論】韓国セマウル運動、貧困退治のモデルに(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
朴槿恵(パク・クネ)政権発足以来、セマウル運動経験の国外伝授に対する内外の関心が高まっている。世界の人口の70%以上が農村に居住しており、このうちほとんどは深刻な貧困に苦しめられている。開発途上国の政府は「農村問題の解決なくして国の発展はない」という切迫した認識を持って各種の農村開発政策を施行しているが、韓国のセマウル運動のように成功した事例は極めて珍しい。

セマウル運動は施行後短期間で目立った成果を上げ国際的な関心の対象となった。開発途上国だけでなく先進国でもセマウル運動は研究の対象だった。

国際社会がセマウル運動を高く評価するにはいくつかの理由がある。まず、何よりもセマウル運動は複雑な開発理論ではなく実際に成功した経験であるためだ。セマウル運動は住民に動機を付与して自発的に参加させる実践運動で、結果に劣らず重要なのが過程だ。実際にセマウル事業を通じ全国のすべての村が住みやすく変わり、所得増大を通じ生活水準が向上した。


2番目にセマウル運動は政府レベルで見れば最も安い農村開発モデルだ。なぜならセマウル事業は政府支援や海外援助に依存するのではなく、住民自らの資源と潜在力を最大限に活用するためだ。70年代に全国的に施行された数百万件のセマウル事業予算総額のうち政府が直接支出した割合は28%にすぎず、村の住民が労働力や土地または財源を拠出した割合はその倍に近い。

3番目にセマウル運動は農村・農民・農業といういわゆる3農問題に対する総合的な解決策を提示する。農村問題は村の環境改善事業を通じて、農民問題はセマウル精神教育を通じて、農業問題は多様な所得増大事業を通じて、それぞれアプローチする。特にセマウル運動は意識改革に土台を置いているので長期間の持続が可能だ。



【時論】韓国セマウル運動、貧困退治のモデルに(2)

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