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「セマウル運動、日本の新しい村づくり運動とは内容も語源も違う」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

井戸で水をくんで来るわずらわしさを解消するため農村に水道施設を設置することもセマウル事業の一つだった。1974年に水道が通った京畿道安城のある農家。(写真=中央フォト)

今月22日にセマウル(新しい村)運動が43周年を迎える。セマウル運動の意味についてはさまざまな解釈がある。時代によって、人によって、明暗が分かれた。セマウル運動に関しては誤解も多いが、今回、セマウル運動の真実を問答形式で説明する。

--十月維新を後押しするための運動ではないのか。

「十月維新がある2、3年前にセマウルカックギ運動(セマウル運動の前身)が始まった。直接的な因果関係はない。しかし一つの時代でオーバーラップしている部分もある。セマウル運動が農民の歓迎を受けながら、維新時代の国政支持度が上がるのに寄与したのは事実だ」


--セマウル運動は日本の「新しい村づくり運動」のコピー版という歴史的な批判がある。

「私が知っている日本の新しい村づくり運動の意味は違う。私たちの邑面洞のように日本には基礎自治体単位として市町村がある。日本の市町村は小規模な単位で、数千にのぼる。零細な市町村単位で図書館・公会堂など公共福祉施設をつくろうとするため、非経済的だった。このため日本では数十年かけて市町村の合併を進めてきた。それを新しい村づくり運動といった。セマウルは純粋な私たちの言葉だ。新しい道の周辺に新しくできたり、きれいに整備された村を“セマウル”と呼んだ。私たちのセマウル運動は日本の新しい村づくり運動とは語源も内容も違う」

--セマウル運動で農村の暮らしがよくなったというが、なぜ多くの人が農村を離れたのか。

「国際復興開発銀行(IBRD)は農村開発のための特別対策がなかったとすれば、輸出経済がいくら発展しても都市と農村の格差はさらに広がっていたはずだと指摘した。経済発展とセマウル運動の成果は相互補完的にシナジー効果をもたらした。産業化・都市化の過程で農村人口が減少するのは世界共通の現象だ。米国、英国、日本、フランスなど先進国の農村人口比率は韓国より低い。農村が貧しくてそうだろうか。違うと思う」

--セマウル運動の発祥地をめぐり論争がある。元祖はどこなのか。

「元祖は1カ所ではない。1970-71年の月例経済動向報告会に成功例としていくつかの村が報告された。セマウル運動の前身のセマクルカックギ運動の元祖がそうだということだ。セマクルカックギ運動の2年目、前年の半分規模の1万6600村にのみセメントと鉄筋を支援した。成果がよくない村には支援をしなかった。支援対象から外れた村のうち6000村がセマクルカックギ運動に自ら加わった。政府の支援なく自ら村の共同事業を始めた。セマクルカックギ運動がセマウル運動に進化する契機になった。あえてセマウル運動の元祖をいえば、名前が知られていないその6000村だといえる」



「セマウル運動、日本の新しい村づくり運動とは内容も語源も違う」(2)

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