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金正恩の特使派遣、中国が事前に韓国に知らせる

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の特使として22日に中国を訪問した崔竜海(チェ・ヨンヘ)総政治局長が、金正恩の親書を近く習近平国家主席に伝えるという。

この日昼、高麗航空の特別機便で北京に到着した崔特使は、王家瑞党対外連絡部長と昼食を兼ねて会談し、北朝鮮の核問題や開城(ケソン)工業団地問題など韓半島危機解消関連問題を包括的に議論した。

北京のある外交消息筋はこの日、「崔特使が金正恩の親書を持ってきた。遅くとも明日(23日)までは習主席に会い、これを伝えるとみられる」と述べた。


崔特使と王部長は、昨年11月の李建国中国常務委員会副委員長の訪朝後に中断された朝中高官級交流の再開にも合意したと伝えられた。中国は昨年12月、北朝鮮が長距離ロケットを発射した後、毎月行っていた党・政・軍チャンネルの高官級交流を全面中断した。

中国外務省の洪磊副報道局長はこの日、「崔特使が訪問期間中、韓半島関連問題と両国の共同関心事について意見を交わすだろう」とし「中国は始終一貫して6カ国協議の再開を通じて韓半島の安定を追求し、長期的な北東アジアの安定のために努力するという立場」と述べた。

これに先立ち朝鮮中央通信は「金正恩第1書記の特使が特別機便で訪中した」とし「李永吉(リ・ヨンギル)軍上将(韓国の中将)、金聖南(キム・ソンナム)労働党中央委員会副部長、金衡俊(キム・ヒョンジュン)外務次官、金寿吉(キム・スギル)軍中将らが一緒に出発した」と明らかにした。

昨年まで5軍団長だった李永吉は今年から総参謀部作戦局長を務めている。金寿吉中将は2月に金正恩が主宰した党中央軍事委員会拡大会議に出席したメンバーだ。特使団に異例にも軍幹部が含まれた点から、訪中期間中に韓半島の軍事的緊張状況について議論されるとみられる。

一方、北朝鮮特使団の訪中に関し、「中国が事前に韓国政府に特使団派遣を知らせてきた」と政府の核心関係者が伝えた。この関係者は「中国が韓国に通知した時点を話すことはできないが、中国チャンネルを通して事前に中国が知らせていた」とし「中国側は『北朝鮮と協議がありそうだ-特使が来るそうだ-特使が来た』と具体的に伝えた」と話した。しかし北朝鮮の特使派遣目的については「中国と北朝鮮でもごく少数だけが正確に知っている事実。具体的に言及するのは適切でない」と述べた。



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