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【コラム】外国人はいま韓国債券を買う(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
現在の世界経済を簡単にいうとこうだ。いかなる状況でも8%ほどは成長しそうな中国、のろいが回復傾向の米国、大きな暴風は通過したがまだ不安定な欧州、本当に20年ぶりに良くなるだろうかという日本。国際通貨基金(IMF)ラガルド専務理事が最近述べた「3つのスピードの回復」(Three speed recovery)はこうした状況を要約した表現だ。

金融市場はこれとはやや違う形で反応している。日本株式市場は円安の影響で今年30%以上も値上がりしている。米国のダウ指数は過去最高値を更新し、今年15%近く上がった。一方、欧州は小幅上昇にとどまり、中国は3%下落した。BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)の代表走者のブラジルは今年だけで10%近く下落した。

なら日本株式に投資した資金は歓呼しているだろうか。日本の日経平均株価は30%上昇したが、日本円が米ドルに対して14%も値下がりした点を考えれば、投資収益率は10%台に低下する。欧州に対する投資は悪くない。欧州株式投資家は相対的に低い収益率に失望するかもしれない。しかし債券投資家なら話は変わる。スペインの5年満期国債価格指数は今年に入って101から107に上昇した。このように投資の世界は、私たちがニュースや数値で接する皮相的な認識に比べて複雑な結果を作り出す。先進国・新興国に対する投資配分、株式・債券・原資材など投資商品の選択、為替レートによる収益変動など、数多くの選択と組み合わせによって結果が変わるからだ。


このため世界市場を相手に投資するグローバル資産運用会社はこうした数多くの変数をリアルタイムで考慮しなければならない。戦略的な考慮事項を漸進的に反映する場合もあるが、毎日内部会議を通じて修正していくケースが多い。米国の大手資産運用会社ウェリントンマネージメントがこれに該当する。ウェリントンマネージメントが毎日開くモーニングミーティングには、本社だけでなく海外7拠点に所属する95人のファンドマネジャー、175人のアナリストが参加する。このミーティングでは世界主要国の経済指標・リスクの変化が議論され、ほぼリアルタイムで投資意思決定に反映される。



【コラム】外国人춂いま韓国債券を買う(2)

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