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【コラム】韓国音楽市場、安易なダウンロードで生まれたひずみ(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
音楽を楽しむスタイルが進化し続けている。以前は著作権保護のために1分だけ試聴が可能だったが、今ではソーシャルネットワークサービス(SNS)を通じて自分が聞いた歌全体を友人と共有することができる。また、自分がダウンロードした音源を友人にプレゼントすることもできる。技術が発展しながらデジタル音楽は所有から共有に概念が拡張された。技術の進歩がもう一つの合法的な音楽サービス市場を作ったのだ。

この10年は音楽無料不法サービスと有料合法サービス間の長い戦いの時間だった。2003年無料音楽サイトやPSPサイト等を通して音楽を無料で聞き始めた消費者は音源になかなか財布を開かなかった。2005年には不法音源に対抗するという名目で1曲当たり600ウォンで売っていた音楽ダウンロード商品が40曲あるいは100曲パッケージ商品で組まれ5000ウォンや1万ウォン台で売れ始めた。1曲当たり100ウォンにもならない。とても安い価格に消費者はこれ以上無料音源を探し回る苦労をしないで、このようなパッケージ商品を買い始めた。このようなパッケージ商品は合法的な音楽サービス市場を作るのに助けになった。しかし1曲当たりの価格があまりにも安かった。600ウォンだった音源が100ウォンにもならないので、著作者に戻らなければならない著作権料も6分の1に減った。パッケージ商品価格、すなわち1曲当たりの価格は以後7年間たった1度も上がらなかった。そうするうちに今年に入ってようやく著作者の意見が反映された新しいパッケージ商品が出てきた。商品価格も2倍上がり、著作者に戻る著作権料の料率も上がった。すぐ値段が上がると消費者は不満かもしれないが、音源価格の合理的な引き上げは韓国内の音楽サービス市場が必ず体験しなければならない成長痛だ。

【コラム】韓国音楽市場、安易なダウンロードで生まれたひずみ(2)

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