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<WBC>3連覇を狙った日本が挫折…沈むスモールベースボール時代

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)3連覇を狙った日本野球代表がプエルトリコとの準決勝で完敗した。

日本は18日(日本時間)、米カリフォルニア州サンフランシスコのAT&Tパークで行われた第3回WBC準決勝でプエルトリコに1-3で敗れた。

第1・2回大会チャンピオンで、今大会でも優勝候補に挙がっていた日本は、力を全く発揮できなかった。日本が誇る投手陣は9安打を浴びた。先発の前田健太(25、広島)に続いて2番手で登板した能見篤史(34、阪神)が3安打2失点し、主導権を奪われた。


日本打線は昨年、韓国プロ野球SKワイバーンズでプレーしたプエルトリコの先発マリオ・サンティアゴ(29、LAドジャース)に抑え込まれた。サンティアゴは5回一死まで2安打無失点と好投した。

プエルトリコは1回、マイク・アビルス(32、クリーブランド)のタイムリーで先制した。7回にはアレックス・リオス(32、シカゴ・ホワイトソックス)が2ランで釘を刺した。

第2ラウンド2組でチャンピオン候補の米国を破って準決勝に進出したプエルトリコは日本にも完勝し、20日午前10時に行われる決勝戦に進出することになった。決勝の相手は19日午前10時に行われるドミニカ共和国-オランダの準決勝戦(以上JTBC生中継)の勝者。

韓国が1次ラウンド、台湾が2次ラウンドで敗退した中、日本がアジアのチームでは唯一、今大会の4強に進出した。しかし日本にも不安要素があった。1次ラウンドでブラジルと中国を相手に苦戦し、キューバとの順位決定戦では3-6で敗れた。日本代表はダルビッシュ有(27、テキサス)、岩隈久志(31、シアトル)、黒田博樹(38、ニューヨーク・ヤンキース)ら日本人メジャーリーガーがすべて抜けた。第1、2回大会に比べて戦力が落ちるという評価を受けていた。

山本浩二監督(67)は「日本式スモールベースボール(細かな作戦野球)で優勝に挑戦する」と宣言していた。しかしメジャーリーガーなしにメジャーリーガー主軸のチームを相手にするには限界があった。第1・2回大会当時、日本を率いた投打の主軸も松坂大輔(33、クリーブランド)とイチロー(40、ニューヨーク ヤンキース)らビッグリーガーだった。しかしパワーを欠く日本のスモールベースボールは準決勝を越えられなかった。

一方、プエルトリコをはじめ、イタリア、オランダ、ドミニカ共和国など欧州と南米のチームは相当な戦力を見せた。メジャー選手またはメジャーに近いマイナー選手で構成された彼らは、アジア野球にもうまく対処した。3回のWBCを経験し、短期戦の戦い方、アジア野球の戦い方を体得したからだ。試合を重ねるほどメジャーリーガーが多い国がWBCで善戦している。

選手28人全員がメジャーリーガーの米国を退けたのもやはりメジャーリーガーが主軸のドミニカ共和国とプエルトリコだった。ソン・ジェウJTBC解説委員(47)は「オランダやプエルトリコの選手に有名なスターは多くない。しかしほとんど米国でプレーした経験があり、祖国では最高の野球エリートだ。第1・2回大会で韓国と日本が善戦したといっても、欧州と南米のチームを相手にするのはやさしくない」と話した。WBCが大会を重ねるにつれ、メジャーリーガーが多いチームが底力を見せている。



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