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【コラム】「北、ソウルに核ミサイル…第2の広島になるおそれも」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮が核を保有しても同族には使用しないはずだと、多くの人が主張する。これは致命的に純粋な考えだ。共産主義の悪魔的本質と核兵器の破壊的効用を看過している。

共産主義権力者は革命の前で同胞や個人を“機械付属品”と考える。こうした付属品を流血で整理した最初の独裁者がソ連のスターリンだ。スターリンは数百万人の同胞を処刑し、数千万人をシベリアなどに追い出した。共産主義の歴史にはスターリンが数人いる。金日成(キム・イルソン)は韓国戦争(1950-53)を起こし、数百万人の死傷者を出した。金日成にとって韓国は同胞ではなく、赤化すべき資本主義の付属品だった。毛沢東は文化大革命で同族を弾圧した。カンボジアのポル・ポト政権は200万人を虐殺した。同族の4分の1だ。

スターリン、金日成、毛沢東、そしてポル・ポトが同胞に残忍なのは、共産主義がそうであるからだ。性分に好戦性もあるが、基本的に「全体」のために個人を抹殺する共産主義が、彼らをそのように作ったのだ。こうした破壊的な慣性は金正日(キム・ジョンイル)・金正恩(キム・ジョンウン)血筋にも流れる。彼らは人民を飢えさせ、反対者を殺す。強制収用所という地獄もある。1956年にフルシチョフの歴史的な告発で、スターリンの幽霊はロシアから消えた。しかし北朝鮮にはそのような告発者がいない。それで悪魔的な幽霊が21世紀まではいかいしている。そのような悪霊にとって、韓国に対する核攻撃は決して難しいことでない。


歴史上初めて核を使用したのは米国だ。1945年に日本に核を使用する際、米国は100%理性的状態だった。米国は4都市を選んだ。京都・広島・小倉・長崎だった。米国の目的は日本に抗戦意志を失わせることだった。どこを攻撃すれば精神的・軍事的に日本が衝撃を受けるかを米国は冷徹に計算した。



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