韓日ＷＢＣ（ワールド・ベースボール・クラシック）代表が初の練習試合でともに敗れた。しかし敗戦に対する反応は全く違う雰囲気だ。韓国は余裕がある一方、日本は危機感を抱いている。

韓国はエントリー発表後、負傷などの理由に投手が何度も交代して心配されたが、最初の試合で投手のコンディションは悪くないことが確認された。日本は２０日の最終エントリー発表を控え、信頼していた先発投手が振るわなかったため、不安を残した。

韓国代表は１９日、最初の練習試合を行い、ＮＣダイノスに０－１で敗れた。打線は５安打に終わった。日本も１７日、広島と練習試合を行い、０－７で敗れた。わずか３安打で完敗だった。柳仲逸（リュ・ジュンイル）監督は試合について、「最初のゲームをうまくやった」と評価したが、山本浩二日本監督は「今日は許すが、次は許さない」と怒りを表した。


◇マウンドの悲喜

柳仲逸監督は０－１で敗れたが、「最も心配していた投手のコンディションがすべてよかった」と満足感を表した。韓国は投手の戦力が歴代最低と評価されていた。柳賢振（リュ・ヒョンジン）、奉重根（ボン・ジュングン）、金広鉉（キム・グァンヒョン）ら国際大会で実績がある左腕３人が抜けた。尹錫ミン（ユン・ソクミン）と張ウォン三（チャン・ウォンサム）が左右エースの役割を果たさなければならない。また、負傷などを理由にエントリー発表後、投手が６人も入れ替わった。

１７日のＮＣ戦でエースの尹錫ミンが３イニングを無失点に抑えた。満塁の危機もあったが、危機管理能力を見せ、直球の球速は１４０キロ後半まで出た。

２番手の徐在応（ソ・ジェウン）も２イニング無失点だった。ブルペンの核の朴煕洙（パク・ヒス）、鄭大ヒョン（チョン・デヒョン）、呉昇桓（オ・スンファン）も１イニングほど投げ、まずまずの実戦感覚を見せた。

しかし日本は自慢の“沢村賞”先発陣が期待以下だった。第１先発の田中（楽天）は２イニングを２失点で失望感を与えた。第２先発の前田（広島）は肩に違和感があり、直球の球速が１３０キロ台にとどまった。試合後、日本代表は２０日の最終エントリー確定を控え、頭を悩ませた。ブルペンの沢村（読売）の先発起用、投手の追加抜てきなどの声も出てきた。抑え投手の浅尾（中日）は肩が完治せず、２０日の紅白戦で初めて投球する計画だ。





＜ＷＢＣ＞韓日代表、同じ敗戦でも異なる表情、なぜ？（２）

【特集】２０１３ワールド・ベースボール・クラシック