後退してきた北朝鮮経済が昨年小幅成長した。しかし南北間の経済規模は３８倍差があることが明らかになった。

統計庁は２７日、北朝鮮の昨年主な統計を総合して発表した。昨年の北朝鮮成長率は０．８％で３年ぶりにプラス成長をした。北朝鮮は昨年初め、国家経済開発１０カ年戦略計画を発表して建設事業を増やした。中国の力も大きかった。昨年、北朝鮮の貿易で中国が占める比率は７０．１％（５６億２９９０万ドル）であった。統計庁が関連統計を集め始めた２０００年以降最大規模だ。南北交流が減りながら北朝鮮が抱えることになった経済的負担を中国が減らしたわけだ。ホン・スンジク現代経済研究院首席研究委員は「今年と来年度農業生産が増えて、朝中貿易が持続しながら北朝鮮経済が小幅だが良くなる可能性が大きい」と見通した。しかしミサイル関連対北朝鮮制裁、新政府の対北朝鮮政策にともなう影響が変数になる展望だ。

北朝鮮経済が少し良くなりはしたが韓国、北朝鮮格差は依然として大きい。昨年、国民総所得（ＧＮＩ）は韓国が１２４０兆ウォン、北朝鮮が３２兆ウォンで３８倍差が生じた。寿命も１２才以上違いがある。北朝鮮の男性平均寿命は６５．１才で、韓国男性（７７．５才）より１２年も早く寿命が来る。女性の平均寿命は北朝鮮が７１．９才、韓国が８４．４才であった。