日本のエース、ダルビッシュ有（２６、テキサス）のワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）不参加が確定した。米スポーツ専門チャンネルＥＳＰＮは７日（日本時間）、ダルビッシュのＷＢＣ不参加を伝えた。

ダルビッシュはこの日、声明書で「母国・日本を代表することは非常に名誉なことであり、難しい決断だった」とし「０９年の大会は、チームの一員としてとても楽しんだ。今回はタイトル防衛を目指すチームをサポートしたい」と明らかにした。続いて「日本チームには多くの才能のある選手がおり、偉大な伝統を守ってくれると確信している」と激励を送った。

ダルビッシュは０９年に開催された大会で日本の主軸投手として活躍し、チームの優勝に貢献した。当時の好投などで昨年末メジャーに進出したダルビッシュは、今季２９試合に先発し、１６勝９敗、防御率３．９０をマークした。特に１９１イニング１／３を投げ、２２１奪三振をマークした。


しかしメジャー初年に多くのイニングを消化し、休養が必要な状態だった。ダルビッシュ本人も「２０１３年シーズンに備えるうえで十分な休養を取ることが最も重要」とし「究極の目標はテキサス・レンジャーズのワールドシリーズ制覇に貢献し、それを日本の素晴らしい野球ファンと共有すること」と不参加を公式化した。テキサス球団は「ダルビッシュが難しい決断を下した。これを支持する」と伝えた。

一方、日本代表はダルビッシュが不参加を決めた中、黒田博樹（ヤンキース）、岩隈久志（シアトル）らメジャーでプレーする選手の大会参加が不透明で、選手選抜が難航している。