きょう打ち上げられる予定の人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)」(KSLV-1)は、25日に事前点検を終えた。全羅南道高興の羅老(ナロ)宇宙センターで行われた予行演習の結果、異常の兆候は見つからなかった。ホン・イルヒ韓国航空宇宙研究院技術経営チーム長は「通信や油空圧配管試験など、すべての部分の作動が正常だった」と述べた。宇宙センターの周辺は26日、雲に覆われるが、打ち上げには大きな影響がないと、気象庁は予報した。
--「羅老」をなぜ打ち上げるのか。
「衛星を搭載して打ち上げるロケットの技術を確保するためだ。先進国が技術を売らないため、ロシアから羅老の1段目のロケットを購入し、発射場は設計図まで提供されるなど技術を受けた。羅老は科学衛星を地上300-1500キロの軌道に乗せるのが任務だ」
--「羅老」はどのように構成されているのか。
「大きく下段と上段の2段で構成されている。部品は下段が約12万個、上段が約3万個だ。下段はロシア製で、上段を宇宙まで上げる役割をし、発射体の核心となる。上段には人工衛星とその人工衛星を軌道に乗せるキックモーター(固体ロケット)がある」
--「羅老」が搭載している科学衛星の役割は。
「宇宙放射線とイオン層の測定、精密宇宙軌道の測定をする。また映像センサー、反作用ホイール、フェムト(1000兆分の1)秒レーザー部品の宇宙検証もする。人工衛星で測定したデータは大田KAIST(韓国科学技術院)人工衛星センターに転送される。この衛星の管制もここが担当する。衛星が宇宙軌道に正常に乗れば、KAIST人工衛星センターとの最初の交信は羅老打ち上げの12時間後に行われる。羅老に何かを搭載するため、いくつかの基礎的な試験機能を果たすよう設計した衛星だ。寿命は1年だ」
--軌道に乗った科学衛星の速度は。
「時速2万8800キロだ。これより高ければ宇宙に飛んでいき、低ければ地上に落ちる。100キロの科学衛星を打ち上げるための羅老の燃料重量は130トン(羅老全体の重量は140トン)程度だ。衛星の速度をそれほどまで加速するのに発射から9分かかる」
--超高速で飛ぶ「羅老」をどう追跡するのか。
「低速で発射台から離陸する時、3000ミリのズームレンズを装着した超高速カメラが1秒に480枚の写真を撮影し、異常がないかどうか判読する。その後は宇宙センターが稼働中のレーダーシステムに引き継ぐ。今年は10月から韓国天文研究院で稼働に入った宇宙物体追跡用レーザーシステムが加わる。このシステムは衛星までの距離を数ミリ単位まで正確に測定できる」
--「羅老」が正常軌道を飛行しているかどうかは、どうやって把握するのか。
「羅老にもナビゲーションがある。音声案内や地図は出ないが、自分の位置をGPS(衛星位置確認システム)信号で把握し、地上にリアルタイムで送る。管制所でこの情報を分析し、軌道を飛行しているかどうか知る」
--衛星を打ち上げるには「空の門(Launching Window)」が開かれなければならないが。
「ロケットを打ち上げられる時間帯のことをいう。羅老が衛星を軌道に乗せた時、衛星の太陽電池パネルが太陽を正面から受け、電気をよく生産できる時間帯だ」
--「羅老」をなぜ打ち上げるのか。
「衛星を搭載して打ち上げるロケットの技術を確保するためだ。先進国が技術を売らないため、ロシアから羅老の1段目のロケットを購入し、発射場は設計図まで提供されるなど技術を受けた。羅老は科学衛星を地上300-1500キロの軌道に乗せるのが任務だ」
--「羅老」はどのように構成されているのか。
「大きく下段と上段の2段で構成されている。部品は下段が約12万個、上段が約3万個だ。下段はロシア製で、上段を宇宙まで上げる役割をし、発射体の核心となる。上段には人工衛星とその人工衛星を軌道に乗せるキックモーター(固体ロケット)がある」
--「羅老」が搭載している科学衛星の役割は。
「宇宙放射線とイオン層の測定、精密宇宙軌道の測定をする。また映像センサー、反作用ホイール、フェムト(1000兆分の1)秒レーザー部品の宇宙検証もする。人工衛星で測定したデータは大田KAIST(韓国科学技術院)人工衛星センターに転送される。この衛星の管制もここが担当する。衛星が宇宙軌道に正常に乗れば、KAIST人工衛星センターとの最初の交信は羅老打ち上げの12時間後に行われる。羅老に何かを搭載するため、いくつかの基礎的な試験機能を果たすよう設計した衛星だ。寿命は1年だ」
--軌道に乗った科学衛星の速度は。
「時速2万8800キロだ。これより高ければ宇宙に飛んでいき、低ければ地上に落ちる。100キロの科学衛星を打ち上げるための羅老の燃料重量は130トン(羅老全体の重量は140トン)程度だ。衛星の速度をそれほどまで加速するのに発射から9分かかる」
--超高速で飛ぶ「羅老」をどう追跡するのか。
「低速で発射台から離陸する時、3000ミリのズームレンズを装着した超高速カメラが1秒に480枚の写真を撮影し、異常がないかどうか判読する。その後は宇宙センターが稼働中のレーダーシステムに引き継ぐ。今年は10月から韓国天文研究院で稼働に入った宇宙物体追跡用レーザーシステムが加わる。このシステムは衛星までの距離を数ミリ単位まで正確に測定できる」
--「羅老」が正常軌道を飛行しているかどうかは、どうやって把握するのか。
「羅老にもナビゲーションがある。音声案内や地図は出ないが、自分の位置をGPS(衛星位置確認システム)信号で把握し、地上にリアルタイムで送る。管制所でこの情報を分析し、軌道を飛行しているかどうか知る」
--衛星を打ち上げるには「空の門(Launching Window)」が開かれなければならないが。
「ロケットを打ち上げられる時間帯のことをいう。羅老が衛星を軌道に乗せた時、衛星の太陽電池パネルが太陽を正面から受け、電気をよく生産できる時間帯だ」
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