北朝鮮の最大友好国である中国のメディアは、金正恩（キム・ジョンウン）第１書記夫人のリ・ソルジュをどのように分析しているだろうか。

ＫＯＴＲＡが２日に明らかにしたところによると、青島貿易館が百度など１１の現地メディアの報道を分析した結果、北朝鮮の“ファーストレディ”としてリ・ソルジュの外的な姿に重点を置いた報道が多かった。

特に金第１書記と同行する際に着用した衣服などへの関心が多かったが、一部メディアはリ・ソルジュの洗練されたファッションについて「韓国スタイル」と紹介し、保守的で古くさい北朝鮮女性のイメージを変えるのに成功したと表現した。


中国メディアはまた、リ・ソルジュを通じ金第１書記のイメージも“アップグレード”したと報道した。

北朝鮮指導層の婚姻関係はこれまで徹底的に秘密にされたが、金第１書記がこのような慣例を破り夫人を電撃公開することにより金正日（キム・ジョンイル）体制とは異なる政治スタイルを見せ、「改革家」というイメージも強固にする付随的効果を得たということだ。

金正日の死後、北朝鮮内部の権力闘争が本格化するという外部の見方と異なり、安定的に権力が委譲されたことを示そうとする政治的計算が背景にあるという分析も付け加えた。

特にリ・ソルジュの容貌が優れている上、金第１書記夫妻の仲むつまじい姿がしばしばメディアに公開されることによって中国人が金第１書記をより一層親密に感じることになったと伝え目を引いた。

一方、８月に一部外信で金第１書記のイラン訪問をめぐる誤報騒動が起きたことと関連し、中国メディアは金第１書記の初の海外訪問地はイランよりは中国になるとの見方を示した。北朝鮮が政治・経済的な面で中国の全面的な支持を望んでおり、中国が改革開放後に成し遂げた経済発展を学習しようとする意欲が強いという点を根拠に上げた。

深刻化する中国に対する経済依存度を優先的に考慮したという分析もあった。