現代(ヒョンデ)自動車グループの鄭夢九(チョン・モング)会長。
今回の訪問は世界最大の自動車市場である米国をめぐる動きが尋常でないという危機感から始まった。現代・起亜自動車は2010年にトヨタ自動車の大規模リコール以後米国市場でシェアを伸ばしており、昨年は8.9%まで引き上げた。だが今年に入ってからは成長の勢いが日本の自動車メーカーに後れをとっている状況だ。トヨタは今年7月までの販売台数が121万台で昨年同期より28%増加した。ホンダは19%、日産は15%増加した。現代・起亜自動車もやはり販売は13%増えたが日本メーカーほどの伸びではなかった。日本の自動車メーカーがディスカウント販売をすると同時に自動車を売るディーラーに1台当たりの成果報酬を多く与えるなど積極的なマーケティングを展開した結果だと現代自動車はみている。
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